
あなたの日常生活に寄り添う「色」の魅力を伝えたい♡゚・*
こんばんは。カラーコーディネーターのみうらです^^
月に一度、第4金曜日に色彩の勉強の一環として、「カラーコーディネーターみうらの視点」と題して色をメインに話をしています。
前回は、モノ作り◆センスが良く見える色の組み合わせ方をテーマに、トーン、または色調(色の調子)を意識した調和のとれた色使いについて話をしてみました。
今日は、モノ作り◆より良い作品をつくるために。効果的な色の使い方を考えるをテーマに
私が趣味のバッグ作りで、より良い作品をつくるために実践していることを話してみたいと思います。
今日は、はじめに、
あなたにやってみてほしいことがあります(^-^)
「赤色・橙色」 「水色・青色」
この2つの言葉から色を思い浮かべてみてください。
そして、想像してみてください。
思い浮かべた色にどんな印象・イメージをもちましたか?

「赤色・橙色」は暖かい色、太陽や火のイメージ。
「水色・青色」は冷たい色、寒い感じ、水や海などをイメージされた方が多いのではないでしょうか。
これは、あなたも知っている、または、一度は聞いたことがある暖色、寒色と呼ばれているものです。

この、暖色、寒色については、ハンドメイドをされる方は夏は青系で涼しげな雰囲気の洋服や小物を作ってみようとか、
冬は暖かい色みで作ろうなど、よく活用する色の使い方だと思います。
ちなみに、緑色や紫色は温度感をあまり感じない色で中性色といいます。
このように、赤や橙は暖かい、水色や青は冷たいなど、
色には心理的な働きがあるのです。
では、色には暖色・寒色(寒・暖感)以外にどのような心理的な働きがあるのでしょうか?
・近くに見える色と遠くに見える色(進出色・後退色)
・大きく見える色と小さく見える色(膨張色・収縮色)
・軟らかい色と硬い色(硬・軟感)
・軽い色と重い色(軽・重感)
・興奮する色と落ち着く色(興奮色・鎮静色)
・派手な色と地味な色(派手・地味感)
これを色の心理的効果と言います。
「色」は私たちの日常生活にさまざまな影響を与えています。
あなたが思う以上に「色」は人の心を動かすのです。
私は、バッグ作りをする際に、この色の心理的効果を意識しながら色の組み合わせを考えているのです。
バッグを作りながら色彩の勉強もする。。。
何かをしながら色彩の勉強を同時にするのが私の日常です(^-^)
では、この色の心理的効果の中から軽い色と重い色(軽・重感)をとりあげて、私が作ったバッグも例にあげながら話していきたいと思います。

ここに2つの箱があります。1つは薄い緑色の箱、もう1つは黒い箱です。
この2つの箱は同じ重さなのですが、
薄い緑色の箱は軽そうに見え、黒い箱は重たい感じに見えるのではないでしょうか。
人の目で見た時、薄い色や明るい色は軽そうに見え、暗い色は重そうに見えるのです。

上の画像は、青系の迷彩柄ラミネートと合皮のバッグです。
色を軽・重感で見たとき、右のバッグは、青の色に対してグレーの合皮が明るく、
上の青よりも、下のグレーが軽い感じに見えるので、上が重く感じられてバッグ全体を見た時に少々不安定な印象です。
この場合は、グレーをもっと濃い色に変えると安定感がでます。
(このグレーの部分を濃いグレーに変えたところを想像してみると安定感がでるのがわかります)
この「軽・重感」で色の組み合わせを考えた時、
例えば、バッグ販売をしている場合、そのバッグの売りが「軽量」ならば、
バッグ自体の重さだけでなく、色彩的にも軽そうに見えるような色使いにしようと考えることができます。
色の組み合わせを考える時に、この色の心理的効果を意識し、色を違った視点から見ることで、
今までにない新しい作品(商品)ができるかもしれません(^-^)
今日は、色の心理的効果について話をしてみました。
あなたの、より良い作品(商品)を生みだすための手助けになれば嬉しいです(*^-^*)
私たちの心を動かす色のチカラ。あなたも、モノ作りにとり入れてみませんか♡
さて、私はバッグ完成後、作品を撮影しブログに投稿するための文章を考えます。
組み合わせたバッグの色について、どのように言葉で表現するのか。。。 。。。
次回、8月の第4金曜日「カラーコーディネーターみうらの視点」でお話したいと思います(*^-^*)
【カラーコーディネーターみうらの視点】モノ作り◆より良い作品をつくるために。効果的な色の使い方を考えるでした。
最後までお読みいただきありがとうございました!
カラーコーディネーターのみうらゆうでした^^*

