思いつくままに・・・・・・

適当に日々の暮らしを綴る。
その時に思い浮かんだ事をね。

男はつらいよ は如何して出来たのか?

2016-01-10 09:07:28 | 日記
昨日BSで、山田洋次監督とTVシリーズ男はつらいよの桜役 長山藍子さんが出て、色々な当時の苦労話に花が咲いた。
TVが未だ白黒しかなく、第一作と26作最終話だけ、それぞれ30分物が有った。
私も小学生か中学生で生で見てたが、おもしろかった印象だけが残ってて、内容は完全に忘れてた。
1話26話しか残って無いとかアナウンサーが言ってたが、記録として、貴重なビデオ装置を駆使し残したって事なんだろうか?
ノイズが結構頻繁に有る。
画面も4角が黒く円状。確かに我が家の14インチTVも角は丸かったと記憶してる。
放送にCMが有るが、それが嫌らしい程くっきり鮮やか。
そう感じる脳の不思議だな。
ウイキを見ると、TVシリーズは当時流行ってたヤクザ映画のパロディとして企画された物だそうだ。
それを、渥美清が監督に持ちかけ 日本映画の代表的作品にまで昇華したそうだ。
視聴対象を放送時間午後10時枠と言う事で、お父さんが飲み屋や、わが家で晩酌しながらお気楽に観て笑ってストレス解消して下さいみたいな企画意図が有ったそうだ。
当初はワンクール13話終了予定だったが、視聴率が高く要望が強くもうワンクール追加になった。
で、局ではもっと続けて欲しい要望だったそうだが、監督はこれが限界と寅次郎を死なせ強制終了にしたそうだ。
処が、何故死なせたと猛抗議が来たので、監督は1話だけ映画化する事にした。
でもこれが評判で、もったいないので続も作る事になった。
監督はこれで終わるつもりだったが、人気が止まず、じゃあと、脚本だけ参加の形にした。
しかし、監督が違うと作品がイメージと異なるって事で、これを本当の締めにしようと、オリジナル桜の長山藍子をマドンナにし
5話を作る事にした。
これで終わりの筈が之が又ヒット。
遂に渥美清の力尽きるまで映画が作られ続け、数々のエピソードにあやどられた稀有なシリーズ作品に成った。
人生良い方に転がる典型の様な、エピソードだった。
監督の才能が基本に有るのは確かだが、それプラスの何かが それは幸運でしょうね、 そして輝き人々の心に刻まれる。
その幸運とは渥美清が監督をみそめ、監督も同様だったって事でしょう。
人の出会いが幸運な人生に成るって事。
その点私には余り良い出合いは有りませんでしたので、人が羨む様な人生に成らなかった。
そう思っておきましょう。

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