統合失調症というのはその前は精神分裂症と呼ばれていた。
これは生まれつきの気質素質を背負って生まれてきた人がある年齢になって発症する病気であり、一言で言うと生まれつきの病気である。
それが発症してしまうと一生薬でコントロールする必要がある重い精神疾患である。
私が退院後、偽診だ誤診だという批判に対して、どういう反論を世間にしているか考えた事は数え切れない。誤診に関しては相手によって使い分け偽診に関しては妄想で片付けるしか方法はなかっただろう。
『私が診断した時は確かに病気であった』が大前提で、後を任せた勤務医のB先生に誤診など全てを押し付ける論法が多かったのではないかと推測する。
そのB先生でさえ、院長との事件の事を説明し今現在かかっている主治医もその病気ではないと言っている事などを伝えると「(院長の誤診というより)私の誤診と言えるかも知れません」と言っていたくらいだ。
円満に辞めた訳でもない病院の院長に最大限の配慮をしているのは明らかだった。
結局、元院長A〜B先生〜S病院の先生と3人の内、2人が違うと言っているのに、苦し紛れに「私が診た頃はそうだった」とまだ言っているのだとすれば、それはもう辞めて欲しい。
発症したり治ったりする病気ではない事は精神科医なら誰でも知っている常識である。
普通の人や精神科以外の医師までは騙すことは出来ても出るところに出れば院長の主張は通らない。
世界中の論文を否定、論破できるような材料があれば別だろうが。