住まいと環境 東北フォーラム

１日目は横手市増田のくらしっくロードで蔵を見学。
                
十数年前に訪れた時は、まだ公開に積極的ではない方も多く、
1,2件しか見学することが出来なかったので、今回参加を決めました。

この辺りの蔵は、サヤと呼ばれる上屋で覆われた内蔵が多く、
外から見ただけでは蔵があることがわからないのが特徴です。
また、蔵の扉や壁にサヤ飾りがついています。
                   　　　   
　　　
                
案内してくださった方のお話では、
サヤ飾りは秋田県内の雄物川近辺の特徴だそうです。
そういえば、以前見学した秋田市内の旧金子邸にもサヤ飾りがありました。
                

                

金子邸は
天水瓶も乗っていた
後もあります

(角館でも田鉄家には鞘飾りがあったと思います。)


増田の蔵は、殆どが貴重品の保管と冠婚葬祭に使われていたそうで、
この特徴が当初公開にあまり積極的でなかった理由のようです。
                
座敷蔵(床の間があるものも)

東京メジャー建築巡り

珍しく東京に行く機会があったので、丹下やらヴィニリオやらマリオボッタやらに会って来ました。
(もちろん建物の事です。)


                

                
一番楽しみにしていたＬ.コルビュジェ…振られてしまいました。
レセプションパーティーだそうで。
                
時間が限られていたので、駆け足でした。

新・秋田県立美術館

                
ずいぶん前になってしまいましたが、新築された美術館を見て来ました。
設計は安藤忠雄事務所。
                
お堀に掛かった橋から。左は交流館Ａｕ。

         
隣の交流館から。

                
                
                  
１階エントランス。
(偶然この場所にいた時に館内アナウンスが流れたのですが、
ちょっと響き過ぎで聞き取り辛かったのが気になりました。)

                
秋田の行事を展示すると思われるスペース。
下に降りて間近で仰ぎ見ることも出来ます。

                
カフェ・雑貨販売スペースから。
お堀と美術館の水面が繋がって見えるように
設計されてます。

                

講演会

先日、隈研吾さんの講演会で旭川に行って来ました。
                

お話も良かったのですが、当初の目的はこれ↓

本物はこんな感じ
                

壺屋総本店さんに展示中の「織部の茶室」です。

これまで、色々な国で、地元の物を使って作ったそうです。

秋田県立美術館（平野政吉美術館）

昭和42年築（千秋公園敷地内）
 
現在は、地下の美術品を保管する場所の湿気がひどいとかで、
すでに別の場所に新しい美術館を建設中。

個人的には、（あくまでも私の好みとして）
建物自体はあまり魅力を感じるものではありませんが、
世界的にも評価が高い、藤田嗣治の作品を多数収蔵しています。

藤田氏と親交があり、作品の収集もしていた平野政吉氏が藤田氏に描かせた大壁画
「秋田の行事」を飾る美術館として、
平野氏と藤田氏本人が構想した美術館だそうです。

そういった背景を考えれば、収蔵されている藤田作品や関連資料は
この美術館にあることに意味があるのではないかと感じます。

解体されるそうで、残念です。