イジメと言う名の犯罪

 ある女性がかけぬけた、一生を描いた物語。

不良

2024-09-12 17:21:01 | 日記
 検事から、また呼ばれた。
 「お前、密漁を、またしてるのか?」
 「ドキッと、した」
 優太は、とっさに、こう言った。
 「そんな事、やってませんよ。何の間違いですか?」
 検事は言う。
 「じゃあ、お前が、密漁をしている噂は、何なのだろうな?」
 「お前、もういっぺん言ってみろ! ふざけてんじゃない!」
 「殺すぞ貴様! ふざけてんじゃない!」
 なぜ、密漁の事が、漏れているのか?わからなかった。
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不良

2024-09-12 17:11:58 | 日記
 街は、にぎやかだ。
 今日は、密漁の日だ。
 「仕事を、しなければ、いけない」
 例え、執行猶予中でもだ。
 優太の父親も、関わりだした。
 「また、戻って来たの?」
 船仲間から、言われる。
 優太の父親は、被害届が出ている事に感づき、まずは、スリをやめてみたのだ。
 船は、すすむ。
 船の中で、こう言われた。
 「ほら、2人とも、コーヒーだ。眠気覚ましな」
 人生と言う物は、不思議な力がある。
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不良

2024-09-12 14:11:00 | 日記
 家に帰って来た。
 父親は、泊まるらしい。
 「最近、ヤクザは、どうなの?上手くいってんの?」
 父親「うるせぇ! ヤクザが、どうなんだ!」
 「ヤクザからは、叩かれてばかりで、面白くねぇ!」
 「その言葉、二度と出すんじゃねぇ!」
 どうやら、ヤクザとは、上手く行っていないらしい。
 優太は、悪知恵を、働かせていた。
 上手く、密漁を、仕切る事が出来れば、ピンハネされずに済む。
 「仕方の無い事だ」
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不良

2024-09-12 14:06:27 | 日記
 「唐揚げ、上手いか?」
 今日は、俺の、おごりだからな。
 母親がいないのに、愛情が、ある。
 家庭環境が、少し、改善されている。
 優太は言った。「親父は、厳しい面と、優しい面がある。お袋も、そうだった。何か、不思議だな」
 「こうやって、犯罪でも、働く家計に、生まれたおかげで、今がある。感謝してるかも」
 父親「ふざけてんじゃねぇ! 感謝して、当たり前だ」
 「優太は、後は、素行の良さを、直すだけだった」
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不良

2024-09-12 11:22:04 | 日記
 「ゆうたぁ、飯に行こう」
 父親が言う。
 優太は、あまり、乗り気じゃない。
 何か、あったのだろう。
 ボコボコにされた。
 優太は、いちいち反応しない。
 でも、心に、くる事が、ある。
 それは、「愛情」だ。
 父親は、「元気を出せ」、そう言っているのだろう。
 あえて、理由を聴かない事が、愛情を、物語っている。
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