不良

　「お袋！」
　既に父親が、目の前にいた！
　母親は「優太を前にして、『何、そんな泣いてんの』と、言った」
　久しぶりの、会話だ。
　母親は、臨死体験を、していたと、語った。
　「不思議な、気持ちだと」
　優太は、現状を、話した。
　オンラインカジノを、やっている。
　国際指名手配を、されている。
　ヤクザの王に、裏で、警察を、処理してもらっている。
　オンラインカジノで、大金を、得ている事を、話した。
　「母親は、微笑んでいた」

不良

　そんな時、一報が、入った。
　母親の、意識が、回復したとの事だった。
　父親が、泣きながら、連絡を、入れて来た。
　日本に、いる時だった。
　そう言えば、「稲荷大明神様」の、神社に、行った覚えがある。
　「おそろしや」
　神社の力で、起きたのだ。
　こんな事なら、もっと早く、行っておくべきだったのか？
　神秘的な力を、目の前にして、やっと、救われたと、感じた。
　「また、稲荷様に、お礼を、言いに行った。そして、母親の、もとに行った」

不良

　「おう、優太か。入れ」
　日本の、西を支配する、「王」である。
　「お前、ギリシャで、逃亡中だって？本当か？」
　優太は、泣きながら、「こわい」と言う事を、説明した。
　そしたら、「儂が、裏で、警察を、処理しといてやる」
　「5億円、持って来い」
　そう言われた。
　金が、ドンドンと、なくなる。
　優太は、世間のこわさを、味わっていた。

不良

　警察は、ヤクザの事務所に行き、発砲していた。
　ヤクザも、負けじと、対抗する。
　その時、優太は、ギリシャで、オンラインカジノを、やっていた。
　のんきなものである。
　遂に、国際指名手配の、手続きが、完了し、国際指名手配された。
　すぐに、警察が、来る。
　付き添いから、そう聴いた。
　「色々と、まずい」
　優太は、ヤクザのドンに、相談する事に、した。

不良

　警察は、あまり、優太を、逮捕したくなかった。
　まず、刑務所暮らしが、長い事と、裏金を、純粋に稼いでくるので、可愛かった。
　部下の様な、気分だ。
　ヤクザは、警察が、裏で手引きしている事に、イラつきを、感じていた。
　次々に、警察を、射殺していたのだ。
　警察は、堪忍袋の緒が、切れており、収拾のつかない、状況、状態に、なっていた。