不良

　優太は、優子の言う通りに、事を進めた。
　まずは、被害弁済を、適切な所に、行う事。
　次に、必ず、1件1件、ヤクザの親玉に、報告を、行う事。
　そうしないと、「やっつけられる」
　優太は、「こわい」と言い、1件1件親玉に、間接的に、報告した。
　優子は、相変わらず、資産を削らず、優雅な思いをしていた。
　家庭環境は、回復したのか？
　「素行は、相変わらず悪いが」

不良

　母親は、ボロを、踏んだ。
　騙した内の一人が、ヤクザの、親戚だったのだ。
　追ってくる、追ってくる。
　海外の家まで特定し、優子と優太は、つめられた。
　ガムテープで口を塞がれ、バンに乗せられたのだ。
　優子は、ガムテープが外れた瞬間、すぐに言った。
　「凄いヤクザの親玉がいるのよ。金を、凄く持っている」
　これを聴いた瞬間、優子達は、開放された。
　実は、警察が、裏で仕組んでいた。
　警察と言うものは、裏で、動くのだ。

不良

　母親、優子は、また、騙した。
　もう、金額は、2億円を、超えていた。
　今が、潮時だと、判断した。
　期間は、4か月だった。
　警察が、家宅捜索などを、してきていたが、すべて、オッケーだった。
　詐欺師を、すぱっとやめて、稼いだ1億円で、海外に、移住した。
　そこは、優太の、家だった。
　一緒に、住む事に、なったのだ。
　天界から、見ていた幽霊が、一人。
　「2代目暗天大魔王、夏優子様だ」

不良

　すぐに、刑事がきた。
　「あんたさぁ、詐欺師じゃないの？」
　見抜かれている。
　中止しようかと思ったが、お金の為、中止出来なかった。
　「何言ってんの。証拠が、どこにあるの？」
　刑事「いや、あんたの事が、胡散臭いと言う、証言が、出てんのよ」
　「もし、詐欺師だったら、逮捕して、牢屋に、送るからね」
　警察と言うものは、事件に対しての対応が、凄く早い。
　たったこれだけの情報で、もう、母、「優子」が、詐欺師だと見抜いたのだ。

不良

　退院して、実行に移す時が、きた。
　詐欺師となり、初仕事だ。
　まずは、ダークウェブから、優太の資金源を使い、大量の、偽札を、購入した。
　次に、知り合いのコネから、ある人を、紹介してもらった。
　実行に移す期間は、大体、半年である。
　その半年間で、いかに、騙して、稼げるかである。
　知り合いを、騙した。
　偽札で、金を買い取り、手数料を取った。
　そのまま、行方を半年後にくらませ、完璧に、お金を、騙し取る、計画である。
　実行は、完璧に終わり、見事に、金と、手数料が、手に入った。
　資金源は、1億円である。
　「利益」の、計算も、しっかりと、しないといけない。