昨日は、前日と打って変わっって、爽やかな秋空となった。
こんな日は山もいいけど、ロードバイクがよさそうだ。
何となく、筑後川添いを走らせる。
サギが遊ぶ河原を対岸へと渡り、千代田方面へと進路を取った。
途中、標識に、
『下村胡人生家』とあった。
ほい、目標決定!
下村胡人生家跡。
立派な屋敷だ。
下村胡人。
久留米と目と鼻の先の、千代田町が生んだ作家である事は知っていた。
だが、恥ずかしながら私は、『次郎物語』しか作品を思い浮かべる事が出来ない。
しかも、その代表作すら、読んだ事が無いと来てる。
ちょっと説明書きを読ませてもらう。
何々、
昭和11年に『次郎物語』の執筆が始まり、昭和29年まで、実に19年間続いたと書いてある。
しかも、それは胡人の死により、未完で終わっているのだそうだ。
ほほう。
凄い大作なんだ。
んじゃ、ちょっと、入ってみるか。
マジか!!
玄関には、次郎物語の登場人物の表札が掲げられている。
裏木戸が開いていたので、ちょっと覗かせてもらった。
敷地も広く、かなりの家柄だった事が伺える。
いずれにしても、休館ではしかたない。
いずれ日を改めて再訪しよう。
そういやここから、筑後川昇開橋は近いんではなかろうか?
MAPで調べてみた。
思った通り、30分もかからないようだ。
前回、自転車で訪れた時は、まだ補強工事の最中で、橋を通れなかったんだよな。
もう工事は終わっている筈だ。
次の進路決定!!
昇開橋すぐ近くの、銀行跡をうかがわせる建物。
現在は、特に何にも利用されていないようだ。
昇開橋が見えてきた。
橋が上がっているって事は、今は渡れないって事だな。
だが、時間になれば、所定の位置まで降りてきて、橋を渡る事が出来る様になっている。
取り敢えず、橋まで行って、待つとするか。
楽しみ!
再び、、、
マジか!!
えーっと、
月曜が祝祭日の場合、火曜は休みである、
ってか。
そこには言外に、
そんな事も知らずに、のこのことやって来たのか、バーカ。
と書かれて、、、
はいない。
単なる、私のひがみである。
グシュン。
しかも、しかもだ。
自転車まで戻ると、
チェーンが外れていた。
自転車を柵に立て掛けた時、ギヤーを引っかけたのかもしれぬ。
生憎とこの日は、手袋も、タオルも、何も持ち合わせてはいない。
素手でチェーンを、ギヤーにはめ込むしかないようだ。
・・・おのれ。
すっかり逆上してしまった私は、肝心のチェーンが外れた場面を写していない。
写してはいないが、この手を見て頂ければ、自転車に向かって私が悪態をついている姿ぐらいは、想像していただけるだろう。
しかも、作業が終わったこの手を、拭く事さえ出来ないのだ。
私の自転車のハンドルやレバー、その他諸々が、油で真っ黒になった事は、言うまでもない。
トホホホ