股関節の調子が宜しく無い。
日課の山登りは、当分の間中止である。
こうなってくると、リタイヤの身はやることがない。
「どっか行くぞ。どっか行くぞ。どっか行くぞ。どっか・・・」(私)
「あー、せからしか!そんならラッコば見に行く?」(家内)
てな訳で、海の中道マリンワールドである。
私は初めて訪れる。
「え、そうやったっけ?」
現役時代、土日祭日に休めなかった私。
家族でこのようなレジャー施設に遊びに行った記憶など、
「殆ど無かぞ。」
「そう言えば、オッチャン抜きやったかもね。」
因みに私は、長年熱帯魚飼育を趣味としてきた。
ところがリタイヤを契機に、長期旅行をするため、水槽と魚の全てを業者と友人に譲り、今は一本の水槽も持たない。
そんな私である。
実は水族館が大好きなのだ。
ウミガメ水槽。
博多湾周辺で保護されたとの事。
順路に従い、暗い通路を降りて行く。
九州近海の魚を集めた大水槽。
鰯の給餌タイムとなった。
一匹の巨大生物となった鰯の大群が、餌を求めて右に左に。
大迫力である。
それにしてもである。
サメや他の大型魚とイワシとが、なんで同居できるのだろう。
屋外の海獣ゾーンへ。
ケープペンギン
アシカとアザラシのプール。
人影に気付くや、何度も直滑降の大サービスだ。
屋外に出て声をかけると、アザラシの方から近寄ってきてくれた。
海獣ゾーンから再び屋内へ。
ラッコのいる水族館は、今や全国に4カ所しかないらしい。
そのうちの一つがここ、海の中道マリンワールドだ。
ショーが始まった。
これはもう反則である。
初めて見るラッコの肉球。
破壊的な可愛さである。
お暇な方は動画もどうぞ(37秒)↓
続いてアシカのショーと、
イルカショーを楽しむ。
こちらもよければ(1分53秒)↓
いくつになっても水族館は楽しいものだ。
ラッコの可愛さに思わず相好を崩し、イルカの演技に無邪気に手を叩く。
60過ぎた夫婦の高揚感は、イルカに水をかけられて喜んでいる小学生と何ら変りは無い。