10月27日
午前中、高岡市内をいくつか回る予定にしていたが、高岡マラソン開催との事。
道路規制で近寄れず。
ぐずぐずしていると、大渋滞が始まるやもしれず、早々に高岡を離れた。
行ってみた。
峠近くには、倶利伽羅不動寺がある。
日本三大不動尊の一つだそう。
ならばと、心願成就の線香を買う。
何をお願いしたのかって？
教えなーい。
ここから、古戦場跡までは数百メートルの距離である。
歩いてみた。
途中、源平両軍の布陣図と、合戦前夜の源氏方各部隊の進行図が掲示されている。
それによると、義仲は主力を平家方正面に展開し、倶利伽羅峠に向けて進行。
腹心の樋口兼光軍には大迂回をさせ、平家軍の背後に回り込ませ、挟撃体制を完成させている。
木曽義仲は武骨な田舎武将で、単純な乱暴者という印象で伝えられている。
だが、この部隊展開を見れば、寧ろ冷静沈着、尚且つ、緻密な頭脳の持ち主であったに違いない。
平為盛の塚。
平家軍の背後を取った樋口兼光に討ち取られたと書いてある。
芭蕉もこの路を通ったと言う。
火牛の計のモニュメント。
木曽軍の倶利伽羅峠での大勝は、緻密な部隊展開と、この奇想天外な戦術が全てと言っていい。
てっきり、平家陣の上方から駆け下らさせて、平家軍を蹴散らしたと理解していたが、
布陣図と現地の地理をみれば、山上に居たのは平家方で、駆け上らせたと言ったほうが正解のようだ。
猿ヶ馬場。
埴生護国八幡宮まで降りてきた。
木曽義仲が、ここで先勝祈願をしたと、言い伝えられる。
数年前、北陸を一人旅していた折、SNSで教えて貰っていた食堂が金沢にある。
残念ながらその時は、訪れる機会がなかった。
今日こそは・・・
金沢市街へ近づくとすぐに大渋滞が始まった。
市内の主要道路が全面通行止めとなっているらしい。
何たることであろうか。
せめて、一本にまとめろよ！！
堪りかねて、裏通りを探すも、ここも全く動かず。
金沢市全域が渋滞である。
あまつさえ、目の前で中型バスと軽自動車2台が事故を起こす始末。
道路は完全フリーズである。
「二度と金沢なんかに来るもんか！！！！！」
と、悪態をつく私。
「くそったれ！ここまで来たら、意地でも食堂へ辿り着いてやる。」
癇癪を起しながらも、ハンドルを握り続ける。
1時間以上経って、漸く、待望の食堂へと到着した。
船員厚生食堂。
魚市場の一隅にある食堂である。
その名の通り、市場へやってくる漁師の為の食堂を、一般に開放したものだ。
この景色だけで、ご飯3杯はいける。
店内は超満員である。
家内のチョイスは、刺身定食1200円。
この日の刺身は、鮪、鰹、イカ、アマエビに、昆布締めの白身魚がタップリと。
私は、一番人気とあった近海フライ定食950円。
中身はメギス、イカ、鯖のフライである。
ではメギスのフライから。
骨ごと、ガブリ。
これは、魚市場に併設されている『いきいき魚市』である。
いくつかの買い物を済ませ、市場を後にする。
帰りはGSの兄ちゃんに道を教えて貰い、スムーズに金沢を脱出できたが、
結局、昼飯を食うためだけに、2時間以上もかかってしまった。
福井県に入った。
このモニュメントは？
エスカレータで降りて行った先には、
Tレックスがお出迎えである。
そう、恐竜博物館だ。
前回の一人旅の時にも訪れてはいるが、家内は初めてだし、私自身が恐竜大好き人間である。
何回でも訪れてみたい場所なのだ。
Tレックスの骨格模型。
中には現物の骨格展示もある。
こちらはフクイ竜の一つ、フクイラピュトル。
宿泊は、温泉館併設の道の駅永平寺温泉禅の里。
wifiここも微妙。
走行距離185km 累積走行距離1719km
