トヨタのMIRAIってどうだろう

水素で動く電気自動車、トヨタMIRAI。
どんな車なのかを買って乗って調べてみます。

見積をもらう(1)−コミコミ価格

2019-11-13 04:55:25 | 購入まで
MIRAIに試乗した感触がよかったので、そのままディーラーに行って見積をとってもらうことにしました。

MIRAIの車両本体価格は740万9000円(税込、特に記載しない場合は以下同様)。グレードは一つで、オプションも少なめなので、選ぶのにあまり苦労はありません。

ある意味で意外だったのが、ナビがオプションだったこと。700万円オーバーだから標準だろうと思っていたのですが、普通の車とはやはり違うようです。

MIRAIのナビは、DCMと呼ばれる通信機能付きのものしかないので、オプション価格は33万2000円とかなり高めです。

ナビのほかに、パールホワイトや寒冷地仕様、フロアマットを加えた車両価格の合計は788万1500円でした。


これに、税金や諸費用が上乗せされます。MIRAIの場合、自動車税種別割の標準税率は25000円(ガソリン車の1リットル以下と同じ)。自動車税環境性能割は0円。

ただし、登録の翌年度1年間はおよそ75%の軽減措置があり、種別割税額は6000円(年額)となります。さらに、東京都の場合は、初回登録時の月割額と、翌年から5年度分の自動車税種別割が免除となります。

自動車取得税と自動車重量税も無料で、必要なのは自賠責保険料と登録・車庫証明の法定費用、あとは手続きにかかわる諸費用だけ。全部合わせても諸費用は10万円ちょっと。

ということで、総支払額は798万4380円となりました。

さて、ここから支払いプランを立てます。こちらで紹介されているとおり、MIRAIの購入に際しては様々な助成措置が用意されています。

助成措置のうち、購入にかかわる費用に直接効いてくるのが補助金です。まず、国の事業として、「CEV(クリーンエネルギー自動車)導入事業費補助金」が202万円。

202万円の算出根拠は、「(車両本体価格−基準額)×補助率」(ただし上限225万円)です。車両本体価格は税抜の車両価格(673.6万円)。基準額というのはCEV車と同格のガソリン車の価格で、MIRAIの場合は370.6万円。補助率は、燃料電池車の場合は3分の2。

ちなみに、ホンダのクラリティ燃料電池車の場合は、税抜車両価格710万4000円で基準額が398万3000円、補助率3分の2なので補助金は208万円となります。

これに加えて、東京都の場合、都の事業として「燃料電池自動車の導入促進事業」があって、国のCEV補助金の半額が助成されます。MIRAIの助成額は101万円、クラリティは104万円。

さらに、国や都道府県レベルの補助金のほか、区市町村レベルでも助成制度を設けているところがあれば、それを利用することもできます。

仮に、国と東京都の補助金を両方(303万円)受けたとすると、支払額は798万4380円−303万円=495万4380円となります。ずいぶん安くなりますね。


MIRAIの試乗

2019-11-12 02:57:02 | 購入まで
「MIRAI 試乗」でググるとこちらのページが出てきます。

試乗場所は芝公園の東京MIRAIショールーム。岩谷産業の水素ステーションが併設されています。

登場して5年近くが経ちますが、どこのディーラーでも気軽に試乗できるような体制はできていないようです。水素ステーションの数を考えれば当然ではあるのですけど。

芝公園のショールームで試乗するのも、希望日の2週間前までに予約が必要です。

さて当日。予約時間になると、まず、15分くらい一通りの説明を受けます。



そのあと試乗に出発。ここからレインボーブリッジ経由でお台場までを往復。距離はざっと17kmくらい。



ショールームに戻ったあとは、水素充填のデモを見て終了。



全線一般道なのでスピードはあまり出せないわけですが、その領域ではとてもスムーズでパワフルかつ静か。トヨタ車に限らず、これまで乗った車の中でもトップクラス。

購入の意思が固まりました。