毎日が遺言

ご心配をおかけしています

 母ですが、かかりつけ医に診てもらったところ、特に病気というわけではなく、胃腸が弱っているんだろうということでした。処方してもらった吐き気止めを服用して、晩ご飯はお茶碗1杯の粥を食べました。少し落ち着いた様子でしたが、「さあ、今日は早めに寝よう」と言ってから、急に何かにせっつかれるように動きがあわただしくなります。落ち着いて行動できなくなるようで、これまでルーティーンになっていた歯磨きのような行動も、思いついたように杖なしで動こうとしたり、歯磨き粉を持ちながら歯ブラシにつけずにガサガサ磨いたり、タオルを手元に置いておいたことを忘れてまたタオルを取りに行こうとしたり、何か変になります。
 医者に行く前にも、体温を測ろうと思っているのに体が全然違う動きをしてしまったり、体温を測っている最中に自分の服や妻の手や私の手をせわしなく、しかも強く指先でつまみ続けたり。歩いている間も、母の前に立って両手を持ち、後ろ向きに誘導している私の手を、じっと持てずにずっとつかむ行為を繰り返しては、「こわい、こわい」と歩くのを怖がったり。
 とにかく、自分がちゃんとできないかもしれないと不安でならないような言動なのです。
 医者から帰ってひとたび落ち着くと、ほぼ普段のようすに戻ります。そして、そのような自分の行動について訊くと、「覚えてない」と恥ずかしそうに言います。
 そういう変な行動・様子は、手術後の“せん妄”状態の時期に見せた行動によく似ています(話をしていても、あちこちの布のしわや端っこをずーーーっとせわしなくつまみ続けていました)。三日前まではこんなことなかったんだけどなぁ…
 今はとにかく、母は眠っています。穏やかな明日でありますように。

コメント一覧

mirapapa
> 宗和さん
ありがとうございます。
もともと頑張り屋さんで“恥”意識の高い母だけに、自分がだんだんできなくなること、自分自身が思い通りにならなくなること、などへのネガティブな気持ちが強く、その気持ちに自身の心が揺さぶられているのだと思います。
ウチの母も薬をたくさん服用していますが、それも悩みの一つのようです。
「安心感が一番の薬」とのお言葉、全くその通りだと思います。
何とか家族で安心を作っていきたいと思っています。

> kraumさん
ありがとうございます。
結婚相手の母親に、これだけ尽くしてくれるのですから、妻には本当に感謝しています。
母は、年々できなくなることに忸怩たる思いが尽きず、それを少しでも楽にする意味でお風呂のリフォームを考えましたが、お金がないので諦めました(笑)。
もしリフォームするとしたら、母の意見をよく聞くことにします。
kraum
mirapapaさんお疲れさま!
入院生活がお母さまにとって環境の大きな変化だったんでしょうね。時間がかかりそうですね。私の母の晩年、風呂場のバリアフリーをしたら、ご近所の方から、年を取ってのリフォームはお母さまにとって大変なことよ。といわれました。たぶん普段と違うことへの対応が簡単でななくなるのでしょうね。
奥様と協力してお母さまのお世話をできるのでお幸せだわ。
頑張ってください。
宗和
お母さん、落ち着かれて何よりです。
うちの母も毎日六種の薬を服用し、それ以外に血圧上昇時の
薬と、胸やけ防止の薬もたまに飲みます。
加齢すると若い時とは違った不安や症状が出るようです。
どうしょうもないので、医師にかかって安心するのが
一番の薬でしょうな。
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