一昨日の寝入りばなに少しもどした母ですが、昨日の朝のパンも、昼のお粥も、夜の豆腐ももどしました。晩ご飯の時には、「リハビリの先生に、ご飯を抜くように言われたので、食べたらあかん」と何度言っても「腹が減ってひもじいままでは寝られない。もう大丈夫やから一口だけでも食べる」と言って聞きません。しかたなく鍋の豆腐を二切ればかりとミズナの葉をひとつまみだけ食べさせました。それからしばらくの間は、親子3人で酒を飲みながら談笑しているのを楽しそうに見ていたのですが、いざ寝る段になって体をベッドに横たえると、またもどしてしまいました。もどすといっても、量としては一口ずつぐらい。それを何度か繰り返します。妻と二人で背中をさすったりしながら見守っていたら、そのうち眠りました。でも眠りが浅いのか、ずっと口を何か話すように動かしていました。
今朝はさすがに何も口にせずに、日々の薬だけを飲み、あとは水を飲んでいました。お昼にも薬だけ。そうすると、もどさずに済んでいます。私たち夫婦は、昼前のリハビリの先生に事情を話してから、代わりに家に来てくれた姉夫婦に母を任せて、介護用品を買いに行ってたのですが、午後2時すぎに帰宅するまでは、変わりない様子だったようです。
ただ、朝起きてからリハビリの先生や姉たちが来るまでの間や、私たちが帰宅して他の人が帰った後は、少し母のようすがおかしかったのです。
例えば、歩くときは必ず誰かについてもらうように言われているのに、ちょっと目を離すと、一人で立ち上がって歩こうとしていたりします(何度言い聞かせても上の空のようすです)。「口を洗う」というので洗面所でついていると、歯ブラシを使う、入れ歯を磨く、口を漱ぐ、手を洗う、といった行為を何度も繰り返します(どの行為も、はっと思いついたような様子でガサガサッと手を動かします)。あるいは、トイレに行って数分後にまたトイレに行きます(行ったことを忘れるようです)。また、両手を忙しく動かして、指先でやたらと何かをつまみます。ほとんど意味のない行為を、衝動に突き動かされるようにしてします。
これから、おなかの具合を見てもらいに、病院に連れて行きます。
不安です