諸行無常の響きあり

フィリピンの小さな焼き鳥居酒屋の親父のつぶやき

頑固

2012年08月18日 23時38分29秒 | つぶやき
焼肉『くまちゃん』が名称登録で通らなかった。
候補名を3つ用意していた、名前のうち『がんこ』という名称で決定した。
このがんこという名称は日本ではしばしば耳にする言葉であるが、
ここフィリピンでも似た様な意味合いの言葉がある。

『マティガス・アン・ウロ』頭が固いという直訳であろうが、
日本のように良い意味で職人気質というケースで使う場合は有るのだろうか・・・・。
この名称登録を申請する際に意味を聞かれるのであるが、タガログ語では
『マティガス・アン・ウロ』と答えるしかないのだろうな・・・。



おそらく開店してからも『がんこ』という言葉の意味をお客さんが聞いてくるだろう。
まあどういう風にお客さんが受け取るかは別にして、受理したDTI側も、
可笑しな名前のレストランだと苦笑していた。

まあこれは文化の違いということで片付けるしかないな・・・・。



およそ4年半の使用で朽ち果てたバハイ・クボの屋根の補修工事の様子。
これを使えるように再生しなければならない。
前面の店舗はほぼ終了しているが、このバハイ・クボはあと一週間はかかるだろう。
当面は前面側だけのプレオープンとなるだろうが、それにしてももう少し手入れされていると
思ったバハイ・クボだが見た瞬間に落胆してしまった。



そもそもバハイ・クボという呼び名の他にニッパ・ハットやバンブー・ハウスという呼び名があるが、
バハイ・クボは小さな棲家という表現であるが、ニッパ・ハットは正にニッパ椰子の屋根、バンブー・ハウスは
その名の通り竹の家である。



この状態のニッパ椰子の葉を編んだ物を軒先から順に竹の垂木に紐で括り付けて行く。
単純な構造であるが、サイドがオープン、上から降る雨はこれで十分に凌げる。
日本で言うところの茅葺屋根や葦葺きの屋根に似ていなくもないが、理屈は同じことなのだろうな。

そう言えばこの屋根材を仕入れしに行った時に、外壁まで竹の家が展示してあったが、
窓にはアルミサッシが取り付けてあった。周りは風通しがいいが、窓だけアルミサッシというのは見たくれの問題なのか、
それとも採光と開閉が楽だということなのか未だに疑問が残っている。