てまえみそ日記

布ぞうりを作ったことやその他のことなどを記す。
年に一度はばあさんの手解きで味噌造りをしている。

源氏物語ー若紫(上)ー2

2019-08-04 | 
 朱雀院が出家した。多くの女御や更衣が離れ離れになる。朧月夜は尼になろうとするが諫められて断念する。院について行くことはできない、いわゆる後家になってしまった。 そんな状態を見計らってか源氏は朧月夜の尚侍を訪ねて行った。およそ15年ぶりの再会である。突然の来訪に戸惑うが邪険に扱うこともできず面会する。朧月夜は気高く美しく若々しい。初めて逢った時より新鮮で美しくとても情愛深いと思った。若いものが持つような気持ちは持ってないと言うが、空が明けていくのが惜しく再会を約束してやっと帰っていった。
このあたりのことを晶子は「・・・復活した情事を他に漏らすべきでない・・・」と訳している。15年も過ぎているのにまだそんな気持ちがあるとは長く火種は残っていたので、やけぼっくいに火が付いちまったか。
1000年前の40歳は老人かなと勝手に思うが情事が出来る健康状態なのか。疑問。
 ところでこんなことを思い出した。これを知るものはこれを好むものに如かず。これを好むものはこれを楽しむものに如かず。これを好色に置換すると歳は関係ないのかなと思えてきた。熱署のせいで下種なことを書かされてしまった。



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