2019年の自殺者数が統計を開始した1978年以来、最少の1万9959人となったことが17日、警察庁の集計(速報値)で分かった。減少は10年連続で、人口10万人当たりの自殺者数(自殺死亡率)も前年より0.7人減り、15.8人となった。速報値が2万人を切ったのは初めて。ただ3月発表の確定値は例年増加する傾向にあり、最終的な自殺者数は2万人超となる可能性が高い。
この記事を見て、どのような感想を持たれますか??
私はこの記事に物凄い違和感を感じます。
厚生労働省および政府の『どやっ!!』っていう思いがひしひしと伝わってくるのですが、私からしたら突っ込み所が満載なのです。
①自殺者の統計ってどこからの数字をどのように誰が取りまとめてるの??
②何をもって自殺と断定するの??社会問題となっている孤独死や、電車の人身事故などはカウントしてるの??
③速報値が2万人を切ったのは初めて、日本人の総人口、つまり分母の数も減ってますやん。
④確実に自殺と分かっている人だけで2万人。2万人の人が毎年毎年自殺で死んでるって、『どやっ、減ってるで』っていう次元のレベルと違いますよ。これがもしももしもコロナウイルスで毎年2万人の日本人が死んでたら大騒ぎどころのレベルの数字ではないでっせ!!
まぁ、突っ込み所は満載なのですが、私が1番声を大にして言いたいのは、実際に行動に移して自ら命を絶った方々の数字が2万人。ということは、自殺未遂や自殺を考えたことがある、実際に命は絶たなかった(絶てなかった)人の数は、何倍、下手すりゃ何十倍にもなるってことなのです。
うつ病罹患者の方のほぼ全員が自殺が頭をよぎっているはずなのです。
逆に、自殺を考えないうつ病罹患者なんてほとんど存在しないのです。
うつ病患者に『自殺を考えるな』と説得するのは、肺炎患者に『熱を出すな』と言っているのと全くもって同じなのです。
さてさて、ではうつ病患者の数は??
正確な数字は分かりませんが、まぁ右肩上がりでしょう。
少なくともごった返している精神科クリニックの待合室。電車の駅ごとにある精神科クリニックがそれを物語っています。
私もこのブログに何度も希死念慮との闘いを綴ってきましたが、当然希死念慮が頭をよぎらない日は1日たりともありません。
うつ病はそれほど心の中を蝕むのです。重症化すればするほど、治療や手当て、パワハラなどの問題では適切な対策を打たなければ希死念慮は強まり、最初は些細なリストカットから、いずれは首吊りや飛び降りなど、最悪の事態を招いてしまいます。
悲しいことに脳ミソに聴診器はあてられないし、レントゲンにも写りません。
まずは自分自身の心の声を聴き、自分の心の声を素直に受け止める。死にたいと思っている自分を悲観や否定せず、心の声に素直に向き合う。
自殺対策の第一歩はそこから始まると信じています。
ありのままの心の声を受け止めて認める、その上でクリニック受診や服薬をする。治療と向き合うのです。
私は『死ぬ気があれば何でも出来る』という言葉で自殺を踏み止めようとすることを否定します。自殺を考えている人にそんな言葉をかけると逆効果どころか『死ぬ気があるから本当に死んでしまう』という結果に繋がってしまうでしょう。
私だったら
『そんなに辛かったんやね、もぅ大丈夫、辛かったら辛いって言えばいい。』
そう寄り添って欲しいなと思います。
冒頭の自殺者数の減少記事の考察に戻りますが、毎年2万人もの尊い命が自らの手によって絶たれてしまっている。そしてその数の何十倍もの人が心に病を抱えて生きている。
自殺対策に本当に必要なのは『自殺対策強化月間』や『心の電話相談』などではなく、親身になって寄り添って『辛かったんだね』と声をかけてあげる、人の温かさだと思っています。核家族化が進み、高齢化が進み、コミュニティが希薄になりつつあるこの現代、とっても難しいかもしれませんが、人の命を救えるのは人の温かみだけではないでしょうか。
この記事を見て、どのような感想を持たれますか??
私はこの記事に物凄い違和感を感じます。
厚生労働省および政府の『どやっ!!』っていう思いがひしひしと伝わってくるのですが、私からしたら突っ込み所が満載なのです。
①自殺者の統計ってどこからの数字をどのように誰が取りまとめてるの??
②何をもって自殺と断定するの??社会問題となっている孤独死や、電車の人身事故などはカウントしてるの??
③速報値が2万人を切ったのは初めて、日本人の総人口、つまり分母の数も減ってますやん。
④確実に自殺と分かっている人だけで2万人。2万人の人が毎年毎年自殺で死んでるって、『どやっ、減ってるで』っていう次元のレベルと違いますよ。これがもしももしもコロナウイルスで毎年2万人の日本人が死んでたら大騒ぎどころのレベルの数字ではないでっせ!!
まぁ、突っ込み所は満載なのですが、私が1番声を大にして言いたいのは、実際に行動に移して自ら命を絶った方々の数字が2万人。ということは、自殺未遂や自殺を考えたことがある、実際に命は絶たなかった(絶てなかった)人の数は、何倍、下手すりゃ何十倍にもなるってことなのです。
うつ病罹患者の方のほぼ全員が自殺が頭をよぎっているはずなのです。
逆に、自殺を考えないうつ病罹患者なんてほとんど存在しないのです。
うつ病患者に『自殺を考えるな』と説得するのは、肺炎患者に『熱を出すな』と言っているのと全くもって同じなのです。
さてさて、ではうつ病患者の数は??
正確な数字は分かりませんが、まぁ右肩上がりでしょう。
少なくともごった返している精神科クリニックの待合室。電車の駅ごとにある精神科クリニックがそれを物語っています。
私もこのブログに何度も希死念慮との闘いを綴ってきましたが、当然希死念慮が頭をよぎらない日は1日たりともありません。
うつ病はそれほど心の中を蝕むのです。重症化すればするほど、治療や手当て、パワハラなどの問題では適切な対策を打たなければ希死念慮は強まり、最初は些細なリストカットから、いずれは首吊りや飛び降りなど、最悪の事態を招いてしまいます。
悲しいことに脳ミソに聴診器はあてられないし、レントゲンにも写りません。
まずは自分自身の心の声を聴き、自分の心の声を素直に受け止める。死にたいと思っている自分を悲観や否定せず、心の声に素直に向き合う。
自殺対策の第一歩はそこから始まると信じています。
ありのままの心の声を受け止めて認める、その上でクリニック受診や服薬をする。治療と向き合うのです。
私は『死ぬ気があれば何でも出来る』という言葉で自殺を踏み止めようとすることを否定します。自殺を考えている人にそんな言葉をかけると逆効果どころか『死ぬ気があるから本当に死んでしまう』という結果に繋がってしまうでしょう。
私だったら
『そんなに辛かったんやね、もぅ大丈夫、辛かったら辛いって言えばいい。』
そう寄り添って欲しいなと思います。
冒頭の自殺者数の減少記事の考察に戻りますが、毎年2万人もの尊い命が自らの手によって絶たれてしまっている。そしてその数の何十倍もの人が心に病を抱えて生きている。
自殺対策に本当に必要なのは『自殺対策強化月間』や『心の電話相談』などではなく、親身になって寄り添って『辛かったんだね』と声をかけてあげる、人の温かさだと思っています。核家族化が進み、高齢化が進み、コミュニティが希薄になりつつあるこの現代、とっても難しいかもしれませんが、人の命を救えるのは人の温かみだけではないでしょうか。