おんぶ…。
人を背負うこと、また
は背負われることを
いうのですけれども、
幼児語なのです
ね…。
兄弟姉妹では、兄姉が弟妹をおんぶすることがありますよね。
弟妹のいない私は、幼い頃 何故だか “ おんぶする ” ことに
憧れて、母に頼んで 縫いぐるみを背中に括り付けてもらいました。
とっても嬉しくて、
一日中 そのまま
過ごしていました。
そんな私を見た母が、自分の幼い頃を思い出して 語ってくれました。
母には、姉が2人・弟が2人・妹が1人います。
そして、母のお友達も たいてい4人以上の兄弟姉妹でした。
母が子供の頃、近所のお友達と遊ぶ時に お友達は皆 弟妹を
おんぶしていたそうです。
母は そんなお友達が羨ましくて、「 私も弟をおんぶしたい!」 と思い、祖母に頼んだのですけれども…?
母と弟は歳が近く 体格が変わらないために、
「 弟をおんぶするのは 姉2人の役目だから 駄目。」 と断られ、
「 それなら妹をおんぶしたい!」 と頼んでみると、
「 まだ生まれたばかりで 小さ過ぎるから 駄目。」 と断られてしまいました。
「 ……。」
お友達の様に、どうしても弟妹をおんぶして 一緒に遊びたかった母…。
そんな母が取った行動は…?
飼い猫をおんぶ!
猫は、暴れることなく おとなしくおんぶされていたそうです。
「 わぁ~!百合ちゃん、いいなぁ~!」
今度は、母が皆に 羨ましがられる番でした…。
それ以来、何度も 猫をおんぶして遊んでいたという母…。
「 本当に、とっても静かにおんぶされていたのよ。」
そんな おとなしい猫もいるのですね。