「 やぁ、
ご機嫌よふ♪
僕の可愛ひ
プリンセスたち
」
「 今日は、はじめましてのご挨拶だから、僕のことを ちょっぴり教へるね。」
「 僕の名前は、
原田王子 」
「 ちぼ～り王国に
住んでるんだよ。」
「 職業は…んっと…“ 王子 ” だよ。」
「 殿下…。
“ 王子 ” は
職業では
ございません。」
「 は、爺ラフ！」
「 この人（？）は、
爺ラフ。」
「 職業は…んっと…“ 爺や ” だよ。」
「 殿下…。“ 爺や ” は 職業ではございません。」
「 皆様…お初にお目に掛かります。私、ちぼ～り王家に仕える執事、爺ラフでございます。原田王子殿下の養育係を勤めさせて頂いております。」
「 爺ラフも、はじめましてのご挨拶かひ？」
「 皆様…。殿下は ア行（あいうえお）をハ行（はひふへほ）で語られますので、ご了承頂きたいと存じます。」
「 ○んッ！」
「 は、まる丸ッ！」
「 この犬（？）は、
僕のペット。
まる丸だよ。」
「 職業は…んっと…“ 犬 ” だよ。」
「 殿下…。“ 犬 ” は 職業ではございません。」
「 ♪♪♪ 」
「 は、パパ上だッ！」
「 この人（？）は、
僕のパパ上。
ちぼ～り王だよ。」
「 職業は…んっと…解んなひや。」
「 殿下…。そこは もういっそ “ 王様 ” と言っておしまいになられても宜しいのでは…？」
「 パパ上ッ！」
「 おぉ、王子♪」
「 今日も良い もわもわ頭じゃのう♪」
「 パパ上こそ、素敵な ほ召し物ですね。」
「 おぉ、そうか♪」
「 はひ、ほ花柄の上着が、とっても良く ほ似合ひです。」
「 ふむふむ、
よしよし♪」
「 今日も健やかに
お暮らしなさい♪」
「 はひ、パパ上！」
「 殿下…。
王様は、上着を
お召しになっては
いらっしゃい
ません。」
「 爺ラフ…。
君には
見えなひの
かひ？」
「 パパ上の ほ召し物は、バカには見えなひんだよ。僕はバカじゃなひから見えるんだ♪」
「 殿下…。」
「 どふかな？僕の可愛ひプリンセスたち。僕のこと、少し解ったかな？これからも もわもわ頭で頑張るからよろしくね 」
「 じゃは またね！
僕の可愛ひ
プリンセスたち
」
「 皆様…。
殿下をどうぞ、
どうぞよろしく
お願い致します。」
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“ 原田王子 ” 誕生までの道程は、こちら…。
・ 『 駆くんの試練…その１ 』
・ 『 駆くんの試練…その２ 』
・ 『 駆くんの試練…その３ 』
・ 『 駆くんの試練…その４ 』
・ 『 ロード・オブ・ザ・アフロ。。。 』