昨日、階下から夫が私を呼ぶ声がしました。
「 早く~!カメラ持っておいで~!」
「 ムッ!?」
何やら スクープの匂いがします。
私が カメラを片手に階段を下りると、夫は お風呂場をそっと窺っていました。
「 ? 」
「 ヤモちゃんだよ♪」
お家のお風呂場の窓の外側には、よくヤモリさんが貼り付いています。
今回も そうなのでしょう。
「 お風呂場の中に居るよ。」
「 え?」
私も そ~っとお風呂場を窺ってみると…?
「 !!! 」
……これ…
ヤモリさんじゃないよ…。」
「 え?」
そう…ヤモリさんにしては色が黒く、身体にはっきりと縞模様が…。
吸盤(?)が
ありません…。
本物のヤモリさんは
これ…。
あります。
「 この子は トカゲさんだねぇ…。」
「 本当だ。ヤモちゃんじゃないね。トカゲさんだね。」
大きさは、頭からシッポの先まで 約20cm位…。
黒い身体に 黄色い縞がクッキリと目立っています。
シッポが なんとなく蒼く見えます。
喉の辺りがオレンジ色っぽいです。
「 何か違う…。」
私は トカゲさんの種類に詳しくありませんので解りませんけれども、子供の頃に見たトカゲさんは、もっと小さくて砂色だった様に思います。
充分撮影しましたので、夫が捕獲して、無事 外へ逃がしました。
でも、後で不安になりました。
「 あの子、トカゲさんだったよねぇ…。何処かのお宅で飼われていた 珍しい種類のトカゲさんだったらどうしよう?“ 迷いトカゲ ” の捜索願いが出されてたりして…。実は外来種で、あの子を逃がしたお蔭で 日本の生態系が危機に瀕してしまったら…?どんどん大きくなってコモドオオトカゲ位の大きさになっちゃったら…?」
想像力が有り過ぎるのも 困りものです…。
ちょっと心配になってネットで調べたら、やっぱりごく一般的なトカゲさんの様でした。
日本の生態系は守られましたし、あれ以上は大きくならないみたいです。
あぁ、安心しました。
でも…あのトカゲさん、何処から侵入して来たのかしら?
排水口からでしょうか…。
昼間でしたので、暢気な救出劇(?)でしたけれども、発見したのが入浴中だったら、きっとぷちパニックになっちゃったかも…。