みつばちエンジニア

SEの閉塞感のすごい日常の打開を夢見て、日々のモヤモヤを綴ります。

1000年アーキテクチャー(03)

2023-08-17 10:10:39 | 1000年アーキテクチャー
これこそ鎌倉殿をみて思ったことだが、東海道についてである。1000年近く前でも京都と関東の間で人の移動があったというのは興味深い。距離が離れたところに人がいて、移動する人がいて、ものを運ぶ人がいて、伝令を伝える人がいて。本件についても、また人との関わりで整理してみたいと思う。移動する人に注目すると、途中では船の渡しのような場所があり、川があると船があって、船頭がいて、乗る人がいて、船を作る人がいる。これは前のお寺の話と同じだ。しかし今は、高速道路ができて、新幹線ができて、移動手段は技術と共にかわっている。つまり渡し船を作る仕事はなくなり、車を作ったり、電車を作ったりとテクノロジーの変化により乗り物を作る仕事は変化している。また江戸時代の東海道53継ぎの宿場町も、テクノロジーの変化により役割がなくなっている。移動が高速化したことにより、中継地点で宿泊する必要はなくなってしまった。しかしながら今でも東海道を自分の足で歩く旅行者がいることについては別途考察してみたい。今回は、テクノロジーの変化により変わらない欲求(移動)はあるにもかかわらず、代わってしまう仕事があることに気づいた。この点では前回の寺の例と逆なのかもしれない。ただよりものを作る仕事と視野を広げて捉えることはできそうだ。


最新の画像もっと見る

コメントを投稿