夏休みも終わり、2学期、教室も通常通りに学習が始まりました。
まだ暑いせいかわかりませんが、生徒さんたちはハイテンション、インフルエンザも流行って、なんだか落ち着かない日々です。
そんな9月の絵画課題が「フルーツバスケット」
季節のフルーツをカゴに入れて、写生しました。
今回はサンプルも入れましたが、私の基本は本物を見て描くこと。
「本物」と子どもたちは触り出すので、気をつけないと潰されます。今回もやわらかい洋梨をぐちゃ!やれやれ。
それに「食べたい、食べたーい」の大合唱。これも本物の楽しみです。ちゃんと描き終わったら、ね。
ということで、今回はバスケットに入れたフルーツの姿を描きます。
幼児さんは、重なったものの認識がまだできません。一つずつ、観念的に並べて描きます。
いつもは1個ずつ取り出して描かせていましたが、今回は置いてある通りに書く事を要求しました。
各自それなりに目に留まった形・状況を描き出していました。
⇩年長(カゴの中に入っているものと外にあるものを区別)
⇩年長(がごの網目を表現)
⇩年長(りんごの光を残して彩色)
小学生になると物の重なりや見え方もだんだんできてきます。
大きさの捉え方は、低学年では、まだ難しそうですが、頭の中では、わかっているよう。
描きながら、「あ〜ここが違った」と気づいていました。
立体的に、ということがだんだん描けるようになってきます。
⇩2年生
⇩3年生
絵は基本、四つ切りサイズに描いています。
最近の子は、チマチマと小さく描くので、このサイズは大きいようですが、ここは頑張ってもらいます。
本当に、はみ出るくらいに描く子がほとんどいません。
小さいものが可愛いという風潮があったり、スマホの大きさに慣れているとか、小さく描いたほうが上手く描ける(見える)とか、要因を考えたりしますが、やっぱり子どもには、のびのびと大きく描いてもらいたです。
紙の半分が余ってしまった生徒さん、あれれ、フルーツでないものを描き出しました。
この子は、年長の時は、いつもピチューを描いていて、小学1年生ではパンダになり、2年生の今は、またピチューが出てきてパンダと両方になりました。何を作っても登場します。
本来の課題とは違ってしまいますが、自分の好きなものを描いているので、明るくて楽しい絵になりますね。
絵が描き終わったら、食べる時間。子どもたちの一番人気はシャインマスカットでした。
ちょっと欲張りな子は、あれもこれもと全部持って帰ります。
楽しく描いて、美味しく食べる課題でした。