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しゅうさんのミリタリー雑談ブログ

F-16がSu-34を撃墜した話題(私見)

巷では、F-16の初戦果だ!となんやかんや騒いでますが、元ネタのISW(戦争研究所)の記事を読むと“かもしれない”“可能性”としか書いておらず、まるでスポーツ新聞の見出しのようないかにも確定情報のような取り扱いは如何なものかなと…。

ロシア軍の公式発表はありませんが、あったとしても都合の悪いことはほぼフェイクなので信用できず…。

今回のUNITED24(ウクライナ政府の公式WEB)もISWの記事を引用しているだけで、“F-16がSu-34を撃墜!”と一言も書いてません。

ISWについて興味のある方はWikiを読んでいただきければと思いますが、ざっくり言うとアメリカの民間シンクタンクでかなりのタカ派な団体のことで、紛争地域の戦況・情報分析にはかなり定評があります。(もちろんアメリカ政府やCIA、西側各国のシンクタンクとも情報共有されていると思います。)

記事によると今回は前線から50kmロシア側で撃墜されたらしいので、虎の子のF-16を前線近くまで無理して飛ばさなくても、地上発射のNASAMSシステムに搭載したAIM-120(射程180km)でもいいし、Mig-29やSu-27の空対空ミサイルR-27(射程50~100km)やR-77(射程80~150km)でも十分攻撃可能です。

なぜ今回、ロシアの軍事ブロガーのネタに反応したのかわかりませんが、先だってのF-16の誤射?事故についての説明もなく、あれだけ大騒ぎしたF-16の活躍が公表されない中、何かの話題が必要だったのかもしれません。

先に私がF-16の記事で書いたように、「ある程度数が揃ってくれば戦力になってくるんでしょうけど、それまではしばらく我慢の運用でしょう。」というのも間違いでないのかなと。

ま、もう少し時間が経てば正式な発表があるかもしれませんが。

上記記事のグーグル翻訳版です。

戦争研究所:ウクライナのF-16がロシアのSu-34戦闘機を撃墜した可能性

「ロシアの軍事ブロガーは、ウクライナの F-16 がロシアの Su-34 戦闘機を撃墜した可能性があると主張している。これは、ウクライナが西側諸国から提供された航空機を使用してロシアのパイロットが操縦するジェット機を撃墜した最初の確認された事例となる可能性がある。この情報は、戦争研究研究所 (ISW) の最新の報告書から得たものである。 10 月 12 日、ロシア空軍と密接な関係にあるロシアの軍事ブロガーが Su-34 の喪失を確認したが、事件の状況に関する具体的な詳細は明らかにしなかった。ブロガーは、ジェット機の乗組員が死亡したと述べたが、航空機がウクライナ軍によって撃墜されたことを否定した。他のロシア軍筋は、Su-34 が技術的な問題またはパイロットのミスにより墜落した可能性があると示唆している。 しかし、ロシアの空挺部隊将校とロシアの「ドニエプル」軍事集団のスタッフが運営しているとされる別のロシアのテレグラムチャンネルは、ウクライナのF-16が前線から約50キロ離れた場所で滑空爆弾による爆撃任務を遂行していたSu-34を撃墜した可能性が高いと主張した。 テレグラムチャンネルは他のロシアの軍事ブロガーを批判し、事件に関する誤報を広め、ウクライナのF-16の脅威に対抗する戦略の策定を妨げていると非難した。同チャンネルは、旧式のロシアの航空機とロシアのパイロットの疲労の問題を強調した。 ウクライナは本格的な侵攻が始まって以来、西側同盟国にF-16戦闘機を一貫して要請してきた。2023年春、デンマークとオランダが率いる航空連合が結成され、当初は10カ国で構成され、後にさらに参加した。ウクライナのパイロットは、通常の5年間の訓練期間よりも大幅に短い加速プログラムでF-16の訓練を受けた。ウクライナは2024年8月初旬に最初のF-16を受領した。」

元ネタ:ISW: Ukrainian F-16 Likely Shot Down Russian Su-34 Fighter Jet

https://www.understandingwar.org/backgrounder/russian-offensive-campaign-assessment-october-12-2024


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