心Cafe 〜Kuga Chanの目指す道〜

過去から学んだ色んなこと。こんなやり方も、こんな考え方もあるのかと思って頂ければ幸に思います。

優先順位

2019-04-23 21:16:30 | メンタルヘルス

この記事は、2006年10月下旬のお話です。

当時、長男君は中学生、支援学級に在籍しながら全ての授業を通常学級で受け、何か有った時のみ避難すると言うスタンスでいました。

今の子は、中学生で職場体験が出来たり、職場からお話をしに来てくれたりと、至れり尽くせりですね。
長男君の時でそうなのだから、今はもっとかな?

さて、話しを戻しましょう。2日間ある職場体験の前日の事です。

学校から帰って来て、
Kugachan 「明日は職場体験。」
長男君 「うん。わかってるよ。∑(゚Д゚;)しまった‼️」
Kugachan. 「どうしたん?」
長男君 「体操服❗️忘れてきたんだよぉ〜💦」
Kugachan 「何処に?」
長男君 「花花学級かなぁ・・・😥クラブかなぁ・・て😥」
Kugachan 「(ー ー;)取りに行けば?」
長男君 「長袖でも良いんだけど、取りに行かなくちゃ❗️」

ちなみに、この前日は宿題に必要なノートを忘れたが、意地でも取りに行く事はありませんでした。

Kugachan 「長袖で行けば?」
長男君 「ダメなんだよ❗️僕は長袖が嫌いなんだ❗️❗️」
Kugachan 「ノートは取りに行かへんかったのに?」
長男君 「ノートとは別問題なんだよ❗️」

そう言って、長男君は急いで学校へ戻り、体操服を持ち帰って来た。

帰って来た長男君にいった。
Kugachan 「ノートは取りに行かへんのに・・・。」
長男君 「ノートは教室。体操服はクラブ。だから良いの❗️」
Kugachan 「何で?」
長男君 教室はさようならするけど、クラブはさようならしないから。」

へーそー来るかー。

Kugachan 「本当は?」
長男君 「長袖の体操服は嫌なんだよ。」

やっぱりなー。



さようなら<半袖体操服





と言う式が出来るのね。
判りやすい(^_^;)

真冬のくっそ寒い日でも半袖で体育してたもんね。
「さようなら」の挨拶したから、と言う拘りよりも、半袖への拘りが強かったのね(^_^;)

これで、無事に職場体験が出来るというか、パニックの元が1つでも減ってスムーズに体験学習できると良いね😊

ボチボチと・・・

2019-04-22 17:43:22 | メンタルヘルス

画像とは関係ありませんが、これから、ボチボチと子供の小さい頃から順に記事を書いて行こうかと思います。

時々、kugachanの趣味だったり、好きなスイーツだったりもします。
現在の子供たちの状況を綴ったりも。

そして、甥っ子がどうもLD(学習障害)ではないかという情報も本日耳にし、そのこともまた耳にしたら書いて行きたいなと思います。

出来るだけ毎日更新したいとは思っていますが、今のところ、2日に1度の頻度です💦

皆様、暖かくお見守りくだいさいませ。
まだまだ、勉強の身。

資格は基本の心理カウンセラーのみ取得しているだけの状況です。
卵が羽化するのを見守って頂ければ幸いに思います。


同じでも、違う

2019-04-21 20:02:53 | メンタルヘルス
自閉っ子の症状の中に「こだわり」と言うものが特徴の1つと言われています。

人にも、動物にもそれぞれこだわりがありますが、この子達もこだわりは、激しいです(^_^;)

誰にでもあるこだわり、ある程度と言いますか、言葉にし難いのではありますが、有りますよね?
こだわり。
このブランドが良いとか、ここの化粧品が1番肌に合うとか。

ですが、この子達は激しい。

それは、人に迷惑を掛けるような事、困らせてしまう事もあれば、お好きな様にと言う事まで様々です。

これは、15年程前の話です。

模様替えをしていたある日の事。
この頃の長男君は、高機能自閉症と診断を頂いておりました。
高機能とは、知的障害では無いという事ですが、勉強が出来るとか、言葉が上手く話せると言うわけでは有りません。
長男君が日本語らしい日本語を話し始めたのは、小学生に入ってからです。

現状を好むの自閉っ子にはよく見られる事ですが、次女ちゃんは部屋の中の模様替えは綺麗になると言う事で、喜んで協力してくれます。
が、長男君は、部屋の模様替えは超!苦手でございました。
ですが、小物の整理程度ならOKです。

次女ちゃんはと申しますと、外。
例えば、スーパー等で商品の位置が変わる、店舗自体が移転したり、閉店してしまったり、公園がマンションになっていたりと、街の風景や、お店の中が変わってしまうとパニックものでした💦
この頃は、リニューアルしお店で買い物しようものなら、帰るまでグズグズ言っていたものでした。
それだけならまだしも、固まって動かなくなる事もしばしばあったのです。
喚かないだけ有り難かったですが、30分で終わる買い物も、1時間かかることも多々あり。

それでも、違いを見つける度、Kugachanは、何だか楽しくなっていったのでした。

同じ親のお腹に宿り、同じ親に育てられ、同じ物を食し、同じ診断(この時点で)を受けても、こんなに違う。
まるで謎解きのような、不思議な楽しさを感じていたのでありました(^-^)

#自閉症 #こだわり #パニック

辛いね 〜後編〜

2019-04-17 15:05:05 | メンタルヘルス
月曜日、職場でパニックを起こした長男君。

昨日、どうだったのかを聞いた。

パニックの原因になった人は居なかった。
けど、1日中イライラしていた。
今後2人きりにならないように、近くならないように配慮してくれる、もし近い所に居たり2人になってしまったらスグに言うように、と言われたそうです。

そして、あの子はしゃあない、とも。

パニック原因の人も障害者枠で入って居るそうですが、攻撃的で、自分が正しいと思ってしまう人のようです。

例え、どんな症状があっても、他害だけはして欲しく無い。
これは、親としては共通の気持ちでしょう。
ですが、それが判らないのですから、本人にとっても辛い所でしょうね。

親が存命で、元気なら、まだ良い。
問題は居なくなってしまった時。

Kugachanも、親が居なくなっても生きて行ける、を目指して長男君の対応をしています。
何かあった時、1人ではどうにもならない、そんな時、自分の力で人に頼れるか。
助けてください、と言えるのか。

後見人制度は受けられるようにはして居るが、問題はいつ勃発するか分からないトラブル。
こればっかりは、長男君から手を伸ばして、助けてくださいと言えるようにならないと・・・。
練習あるのみ・・・か?

何も言えなくなってしまう長男君、攻撃的な今回のパニック原因の人。
他にも10人10色の強過ぎる個性を、社会はどう受け入れていくのでしょう。
社会だけに頼らず、家庭の中からも、社会へ入って行ける様にと、努力して行きたいとKugachanは思います。




#自閉症 #パニック

辛いね

2019-04-15 23:21:16 | メンタルヘルス
今日、長男君が職場でパニックを起こしました。

これは、長男君からの報告です。

長男君 「謝らないといけない事があるんだ。
僕、大泣きしてまた手を切ってしまったのと、固いものを殴って皮がめくれてしまったんだ。」

Kugachan 「何があったん?」
長男君 「僕はいつも通りに仕事をしてたんだけど、シールを貼る時に1ミリでもズレてたらキレる人が居るって話した事があったよね?その人が僕に怒鳴って、言い返そうとしたら、他の人に向かって『コイツの事は無視していいからな!』とか言われて、我慢が出来なかったんだ。」
Kugachan 「それで自傷してしまったん?」

という様な事で、とは言え、だいぶ端折って書いております。

他害するよりは良い。
内容的には、もっと酷い事を言われた上での無視発言だった様なので、長男君は悪くないよ、障害があっても無くても、やったり、言ったりしちゃいけない事はあるんだから。
と言い、周りの対応はどうだったのか?と聞いた。

長男君の話では、良くしてくれる人が居るらしく、また、いつも今日のパニックになった人に注意している人でもあるらしい事を聞いた。
今日のパニックの原因になった人の暴言に耐えかねて、辞めた人も沢山いると聞いてきたようです。
慰めにはなりませんが・・・。

障害を抱えている人担当、と言う人も居るそうですが、1人では荷が重すぎる事でしょう。
学校ですら、複数人の教師が付いて居るのですから、大人になると逆にもっと難しくなると考えた方が良いのではと思います。
福祉や親とも連携を取った方が、やりやすくなるとも思います。

何も、障害を抱えた人だけの場所では無いのですから。
福祉は全ての人の為にあると思います。
勿論、そこで働く人のためにも。

上手く機能していける世の中になって欲しいです。
Kugachan もまだまだ勉強不足だと、改めて考えさせられました。

#自閉症 #パニック