言葉にできない感動 2012-09-04 | 日記 『嵐が丘』読了。 岩波から出ている河島弘美さんの訳がすばらしい。こなれていて、普通の現代小説を読んでいるのとかわらない。 河島さんの言語センスと翻訳の進化に感謝である。 『嵐が丘』は、いまだ批評が定まらない本らしい。ロマンスとも読めるし、復讐劇とも読めるし、二つの家の財産をどのように手に入れるのかを描いた経済スペクタクルでもあり、人間の悪と善を描いた旧約聖書のようでもあり、ヒースの花咲く丘を描い . . . Read more