ことば咀嚼日記

日々読んだ活字を自分の頭でムシャクシャ、時にはゴックン、時には、サクサク咀嚼する日記

オリジナリティのない時代

2014-03-13 | 日記
このごろ、マスコミに出る人に「だまされる」ことが多いですが、「だまされる」までその人のことを私は全然知らないことがほとんどです。
サムラコウチという人も、テレビの人が「だまされた、だまされた」と言ってから初めて顔を見ました。最近は長髪を切って7:3で出直したところを見ましたが、その理由として「もう、日本のベートーベンではなくなったから」とテレビの人が言っていました。
えっ、あの人、日本のベートーベンだったの?!!本当だとしたら面白すぎです。かなりユーモアのある人だと思います。作曲の指示書も書いたそうですが、「かっこよく」とか「おまかせ」とか、私が美容院で言うことばと同じです。で、かっこいい音楽ってどんなかなと、
ゴーストライターの人の書いた音楽を聴いてみたら、これもなんか、どこかで聞いたことのあるような、マーラーのような、チャイコフスキーのような、小学校の給食でかかっていたようなメロディで、正直オリジナリティを感じませんでした。私の愛唱歌「お猿のかごや」ぐらいのインパクトがあるものは、なかなか作れないんですね・・・
ああ、まどみちおさんの詩に曲をつけた「ぞうさん」や「ふしぎなポケット」のような、一度聞いたら忘れない音楽を聴きたいです。
明日の理研の記者会見もつまらないものになるでしょう。