ことば咀嚼日記

日々読んだ活字を自分の頭でムシャクシャ、時にはゴックン、時には、サクサク咀嚼する日記

プラスマイナス金利

2016-02-02 | 日記
マイナス金利と聞いて、素人の私は、「やっぱりすぐ預金下ろしたほうがいいのかな」と税理士事務所に長年勤める友人に聞きました。友人が言うことには、日銀と市中銀行との関係なので、一般市民には関係ないということでした。本当でしょうか。常々、私は銀行にお金を預けると利子が付くという概念が理解できません。お金を管理してもらって、何故におまけがもらえるのか?もし家においておいたら、津波や洪水で流されたり、泥棒に入られて盗られたり、衝動買いで一気に使ってしまったり、大変なことになるのではないのでしょうか。銀行はお金の管理人。だから利子がなぜもらえるのか。逆にこちらが管理料を払うべきではないのか。
勿論、銀行は、預かったお金をまたいろいろ他に回して、他からもっと高い金利をもらっているのだからということは分かりますが、いったん市民が預けたお金を銀行がどうしようが、それは銀行の勝手であり、利子をもらえるのは何か別の理由なのではと思っていました。つまり、私はお金がお金を増やすという考え方が嫌いです。汗して働いた報酬としての代価なら、稼ぎ甲斐があるというものです。根っからプロテスタンティズムの精神です。
イスラム教の学生に聞くと、サウジの銀行は利子がつかないそうです。コーランで「利子をとるのはダメ」と書いてあるのだそうです。その考え、よくわかります。ただし、銀行が預かったお金で、何か事業をしてそれが利益を出した場合は、契約に従って、その配当がもらえるそうです。その方が健全な考え方だと思います。
次に、マイナス金利と不動産価格の変動について調べてみました。ある不動産鑑定士の先生のブログで「これは来年度の不動産鑑定士試験の記述問題のテーマになるだろう」と書いてありました。ずるい!アンタ、不動産鑑定士ならいますぐ、解答例を出してください。当らなくてもいいので。来年度解答例を出したって、結果論を書くだけではありませんか。
またまたど素人感覚で思うのは、上がるんじゃないかな、です。お金に利子が付かないなら、なら不動産でも買ってみるかという人が多くなりそうですから。いや、不動産じゃなくても、ダイヤとか、金とかでもいいですが。

ところで、昔していた、うなぎ貯金(うなぎ本位性)は、どんどん価値が上がって、ものすごく高騰しています。3年前、一尾980円だったうなぎがよく行くスーパーで先日1380円を記録しました。この3年、スーパーでうなぎを買ったことはありません。でもいつもうなぎ貯金のために価格をチェックしています。でもこれは「もし、うなぎをここで食べるのを我慢したら、その場合にたまったお金」なので、あくまでバーチャル預金です。