ことば咀嚼日記

日々読んだ活字を自分の頭でムシャクシャ、時にはゴックン、時には、サクサク咀嚼する日記

すぐに入れた結社ありがとう

2011-02-19 | 日記
2月15日は、俳句を始めて1ケ月の記念すべき日でした。
この1ヶ月にできたおびただしい拙句を、友人や知人や家族に垂れ流したことをお詫び申し上げます。

もちろん一人一句ずつしか送りませんが、メールでポチっと押すと、その句は私を離れどこかに旅立つこの快感さ、やめられなくなりました。痛みも憂さも喜びもすべてメル句で飛ばします。

 春風に 句メール飛び立つ この瞬間

仕事仲間は、わりあいすぐに俳句で返事がくるようになりました。いつも言葉を使い慣れているせいでしょうか。そのうち引継ぎ報告も俳句形式で送ると俳句でかえってくるようになり、非常に仕事の効率が高まりました。
友人には、その人にあったものを選んで送るようにしました。最近その友人たちから、続々返句メールが届くようになり、俳句魂に弾みがつきました。そして先週はじめには姉からも「草団子」を詠んだ句

「草団子 食べるは一人 パパは空」が送られてくるようになり、そして一昨日には、昨年より半分まどろみかけ、もうそのま

まあっちにいってしまうかもと心配した母からも

「黒猫が 庭に来て UNKOする」という写実的な句が姉経由のメールで送られてきました。

母からの句はその後も続き、「エステ行く 八十路にして 二回目也」という句も送られるほどに、精神の覚醒を促したようです。

しかしこれ以上、拙句をメールで垂れ流すのも良くないので、先週の木曜日、俳句結社にはいってきました。「あの~俳句やりたいんですけど」と言ったら、すぐに会員になれました。会費振込み確認前からすでに3月号を送ってくださるそうです。ツタヤのように、免許証見せろ、本人確認させよ、とか一切ありませんでした。もしまだダメといわれたときに備えて、持参の俳句122句を書いた俳句手帳を広げて、これを実務経歴として見せようと構えていましたが、ものの見事にすかされました。逆に「私の作ったこんな句、見てみて」と言われました。
これからはこの結社に垂れ流すことにしました。
俳句結社というと「ほととぎす」とか、「ほ」の字に行き着くまで10年ぐらいかかると思っていましたが、こんなに開放的とは、驚きです。結社の主宰の先生も、「ホホホ、楽しいでしょ?」と拙句に赤入れしてくださいました。

帰り際、一番熱心に句作しているように見えた男性が、笑顔で
「俳句は、「入るの簡単、奥行き深く 出るのは難し」と謎の言葉をプレゼントしてくださいました。