ことば咀嚼日記

日々読んだ活字を自分の頭でムシャクシャ、時にはゴックン、時には、サクサク咀嚼する日記

対抗トランプ氏

2016-04-12 | 日記
トランプ氏(小学校三年生レベルのボキャビュラリスト)に触発され、英語レベルを上げるべく、英検の申し込みに行った。英検は気になっていたものの、受験料が高そうで一度も受けたことがない。まず書店に行き、パラパラと各級の問題集を眺め、トランプ氏に勝つためには、英検準1級ぐらいが妥当だという判断を下した。すぐさま書店の受付でお金を払い込んだ。6900円。高すぎる・・・。スマホ代と同じぐらいだ。(スマホは持っていないが)
でも、お金を払い込んだからには後戻りはできない。ついでに問題集も1冊購入。家に帰ってすぐにやってみた。単語が、単語が、単語が、むつかしい! トランプ氏の口からは一度も聞いたことのないものばかり。しかしかまわず50問やってみる。正解率は半分。合格率は80パーセントと聞く。英作文は、英語による悩み相談のメールに、お返事を書くという形式。いきなりやってみるが、余計なことばかり書きすぎて、解答用紙に書ききれない。模範解答を見ると挨拶やら美辞麗句は極力省き、ロボットが「お答えします」という感じの、色気のない文章がのっていた。(「お答えします」の一文も勿論要らない)ふーん、こんなつっけんどんな文章でいいのか・・・野蛮な試験ですな。
ところが、また家に帰ってネットを見ると、2016年度から問題が改正されるという情報を得た。お手紙形式の作文から、エッセイ形式に変わるそうだ。これはチャンスだ!。試験問題が改正されるときは、試験官の採点がゆるくなる、というか「こんなとこでいいのかな」と自信がなくなるので、これまでだったら「これは断固だめ!」という採点が「今回は最初だしおまけしとくか」ということが多いのだ。現に、私がこれまで合格した別の語学関係試験は、2回とも改正直後の試験だった。しかし、何と言っても勝負の分け目は語彙だ。語彙を制する者は試験を制する。語彙力ではトランプ氏に負けないように、これからボキャブラリービルディングに励むことを決意した。