ことば咀嚼日記

日々読んだ活字を自分の頭でムシャクシャ、時にはゴックン、時には、サクサク咀嚼する日記

ほれほれ英語

2013-01-30 | 日記
英語の先生は、年のせいか、忘れっぽい。
よく単語を忘れて、「あれ、あれ・・・」と言っているので、受講生がみんなで協力して言葉を捜してあげる。
昔から来ている受講生さんは、「あれ、あれ」と先生が言うたびに、5秒以内で、該当する単語を言い当てる。
すごいと思う。
私は全然わからない。
先生は先週は「ルーマニア」が思い出せなかった。今週は「ポーランド」が思い出せなかった。
思い出す前に「あの、ユーロに入っている国で、フランスとかに移民にきていて、あんまり景気良くなくて、ほれほれ、あの・・・」といった言葉を英語でつぶやくたびに、誰かが「ルーマニア」とつぶやく。
私はそのたびに、先生が最初に「ルーマニア」と言ってくれたら、いいのにと思う。
受講生の私たちの方から、「ほれほれ、あのユーロにはいってはいるが、景気が悪くて移民が多い国」という方を英語で言ったら英語の勉強になるのに、いつも私たちが先生の「ほれほれ・・」に対する解答を単語で言うだけでは英語力がつかないのではと不満だ。聴解力と推察力は多少つくかもしれないが。

だから来週からはこっちから「ほれほれ、あのキュリー夫人とかを出していて、第二次大戦のときにドイツに攻められたけど
今はユーロ圏で成長株の、あの国」と言ってやったら、英語力もつくし、こんどからきっとそうしようと思う。
ただ先生が「ポーランド!」と言い当ててくれるかどうか問題だ。

今日は作文を持っていったら、先週先生が配ったあるテーマのところの本文をそのまま引用して、ときどき自分の文章を書いて、最後にまた本文の引用で締めたら、引用のところだけパーフェクト!と花丸をくれて、自分の文章のところを直してくれた。
そして最後の引用のところは、「すばらしい、どうしたらこんなに書けるんだい」と言った。
いやみではなく、本当に自分が先週配ったプリントの文章をすっかり忘れているみたいだったのが、ちょっとこわい。