夏に入る前に、ベランダの天井の蜂の巣を三回、落としたんです。
まだ小さかったから、ゴルフボールを、棒の先でちょんちょんと突っつく感じで。
数匹いた蜂はこれで解散です。
もうこれで諦めてくれたかと安心していたら、お盆にまたベランダに蜂がよく来るようになったんです。
見上げても巣はないし、おかしいなと思っていたら、足元に蜂がたむろしているので、まさか!と思い、ベランダの出口の網戸の下を見ると、床と戸口の小さな隙間に巣を作っていました。
ちょっと健気な気がしてきて、そのままにすることにしました。
巣はだんだん大きくなり、蜂の出入りも激しくなり、ベランダに洗濯物を干す時は、「もし1回でも攻撃をしかけるようなことがあれば、そのときは一線を越える用意がある」と蜂たちに言い聞かせて、共存しておりました。
でも最近、あまりに出入りが頻繁になり、ベランダに出るのが怖いと娘も言い出し、どうしようかと思っていたところ、巣から出たであろう黒い幼虫がたくさん死んでいて、巣自体にも空き部屋がたくさんありました。
そしてその日の夕方、ベランダに出る扉を開けると、ワーっとたくさんの蜂が部屋の中に入ってきてしまいました。
一瞬パニックになりかけましたが、蜂そのものは「アシナガばち」でおとなしいということがわかっていたので、しばらく動静を見守りました。
すると、数えて見ましたところ、13匹の小さめの蜂がまるで佃煮にように固まって、天井の桟のところに身を寄せ合い止まっています。二匹の大きめの蜂はそれぞれ1匹ずつ、別の桟に止まっています。
窓をあけて団扇で外に誘導しようにも、それぞれ固定位置から動こうとしません。巣をのぞくと家の中にはいり遅れた蜂が一匹うろうろしているだけで誰もいません。
どうしてみんなわが家に引っ越してきたのでしょうか。分かりませんが、とにかく家の天井でゆったりくつろがれても困ると思い、蚊取り線香で燻して出て行ってもらうことにしました。
そして丸1日蚊取り線香を焚いても誰も出て行きません。
「いったいあんた等何してるの!いつ出て行くつもり?」と聞いても無言。そのまま天井ぶら下がり状態です。
夫と話し合い、最後まで平和的手段で出て行ってもらうことにして、団扇で止まっていた蜂の集団を掬い、13匹いるか点呼をとり、団扇で外に飛ばしました。個別行動をしていた二匹のうちの一匹は階段でひっくり返っていたところを掬って外に出し、もう一匹も団扇にのせてすくって外に飛ばしました。
無抵抗で、ヨロヨロしながら出て行きました。
めでたしめでたし。
蚊取り線香と団扇外交による平和的解決です。一匹たりとも殺していません。
ちなみに団扇は2012年日本語教育学会国際大会でもらいました。言葉による外交解決を望みます。
まだ小さかったから、ゴルフボールを、棒の先でちょんちょんと突っつく感じで。
数匹いた蜂はこれで解散です。
もうこれで諦めてくれたかと安心していたら、お盆にまたベランダに蜂がよく来るようになったんです。
見上げても巣はないし、おかしいなと思っていたら、足元に蜂がたむろしているので、まさか!と思い、ベランダの出口の網戸の下を見ると、床と戸口の小さな隙間に巣を作っていました。
ちょっと健気な気がしてきて、そのままにすることにしました。
巣はだんだん大きくなり、蜂の出入りも激しくなり、ベランダに洗濯物を干す時は、「もし1回でも攻撃をしかけるようなことがあれば、そのときは一線を越える用意がある」と蜂たちに言い聞かせて、共存しておりました。
でも最近、あまりに出入りが頻繁になり、ベランダに出るのが怖いと娘も言い出し、どうしようかと思っていたところ、巣から出たであろう黒い幼虫がたくさん死んでいて、巣自体にも空き部屋がたくさんありました。
そしてその日の夕方、ベランダに出る扉を開けると、ワーっとたくさんの蜂が部屋の中に入ってきてしまいました。
一瞬パニックになりかけましたが、蜂そのものは「アシナガばち」でおとなしいということがわかっていたので、しばらく動静を見守りました。
すると、数えて見ましたところ、13匹の小さめの蜂がまるで佃煮にように固まって、天井の桟のところに身を寄せ合い止まっています。二匹の大きめの蜂はそれぞれ1匹ずつ、別の桟に止まっています。
窓をあけて団扇で外に誘導しようにも、それぞれ固定位置から動こうとしません。巣をのぞくと家の中にはいり遅れた蜂が一匹うろうろしているだけで誰もいません。
どうしてみんなわが家に引っ越してきたのでしょうか。分かりませんが、とにかく家の天井でゆったりくつろがれても困ると思い、蚊取り線香で燻して出て行ってもらうことにしました。
そして丸1日蚊取り線香を焚いても誰も出て行きません。
「いったいあんた等何してるの!いつ出て行くつもり?」と聞いても無言。そのまま天井ぶら下がり状態です。
夫と話し合い、最後まで平和的手段で出て行ってもらうことにして、団扇で止まっていた蜂の集団を掬い、13匹いるか点呼をとり、団扇で外に飛ばしました。個別行動をしていた二匹のうちの一匹は階段でひっくり返っていたところを掬って外に出し、もう一匹も団扇にのせてすくって外に飛ばしました。
無抵抗で、ヨロヨロしながら出て行きました。
めでたしめでたし。
蚊取り線香と団扇外交による平和的解決です。一匹たりとも殺していません。
ちなみに団扇は2012年日本語教育学会国際大会でもらいました。言葉による外交解決を望みます。