体重計とダイエット

今日何気なく見ていたＢＳプレミアムの「女性の美意識革命　体重計」という番組が面白かった。
明治から現在までの、日本における体重計の開発過程とその進化について、女性の意識の変化を交えながら紹介していた。
日本が、デジタル体重計の精密度において世界でトップランクに達したのが平成元年だということや、体脂肪計という言葉が最初は「脂肪計」だったのだが、「死亡」と発音が同じなので、メーカーがネーミングに工夫を凝らした話とか、宇宙で体重を測る体重計が現在ゴムひもを使って開発中だとか、興味深い話がいろいろ出てきた。

私がダイエットを始めたのは、久しぶりに（多分10年ぶりぐらい）にデジタル体重計に乗って、仰天するぐらい成長！していたのがきっかけだった。デジタル体重計がなければ、この現実に気づくこともなかっただろう。
その後、家で測るようになってから、デジタルが壊れたので、今は前にあったアナログで500グラム単位でおおまかに測っているのだが、アバウトな性格の私にはこのくらいでちょうどよい。
番組では、若い女性が、デジタル体重計をパソコンにつないで、そこからメーカーのサイトにアクセスし、詳しい体組成のデータがグラフ化されて、それを見て毎日の食生活と運動を調節するという場面が出てきた。

なかなか面白そうだったが、私は小さいノートと鉛筆と、アナログ体重計とカロリー計算をする電卓とでそろそろ4ヶ月目が終わろうとしている。ノートは二冊目に入り、今までのところ－6.5キログラムぐらい。当初の目標では、あと1，5キロ減らせば終了。このままのペースでいけばあと１ヶ月少しぐらいで終了するだろう。計算では11月8日に一応、目標達成である。

しかし、ダイエット本を読むと、目標体重から後2キロ減らしておいて、来るべくして来るリバウンド期に備え、その－２キロ貯金を使うようにと書いてあった。
どんなダイエットでも、6ヶ月目から必ず少しずつリバウンドするように人間の体はできているらしい。その時期に、うんとカロリーを減らしたり、運動量を増やしたりすれば別だろうが。

ということは、11月8日からあと一ヵ月半ぐらいをめどに終了して、その後半年間は、大体同じペースの食事を保ってリバウンドを防ぎ・・・・・となると、1日1600カロリーでは少なすぎるから、脂肪1キロを燃やすには7200カロリーだからそれを30で割って、45分のウォーキングで消化するカロリーがいくらだから、それを引くと食べ物で取れるのは後何カロリーで・・・・などと頭の中でパチパチ計算しながら、私のアバウトダイエットでは野菜はどんなものでも0カロリーということになっているので、あの野菜を増やして・・・・・・・

毎夜の散歩中、取らぬ狸の皮算用をめぐらしながらウォーキングに励むのは楽しい。痩せてどうするという目当てもないのだけど、やっている最中が楽しいのである。
算数の勉強にもなっているような気がする。