ことば咀嚼日記

日々読んだ活字を自分の頭でムシャクシャ、時にはゴックン、時には、サクサク咀嚼する日記

町内会の思い出

2010-12-29 | 日記
旅から帰ったら、玄関に宿題がどっさり。
月1配る市の広報の他に、町内の方が注文した神社のお札を配るお仕事がきていた。町内20軒ほどであるが、今年言い付かった班長の仕事の煩雑なこと、これもあと数ヶ月で終わるとホッとする。

集金業務が一番大変だった。町内会費に、赤十字に、赤い羽根に、社会福祉協議会に、それぞれ別の時期に集めるので、そのたびに、箱を持って回って、留守宅の人もいるので、メモを入れておいてまた回って、それでも集まらない時は、最後は借金取りのように、寝込みをおそったり・・・・・
また居住区は100歳以上のご老人も数名おられるので、敬老会のお知らせと出席確認、当日の紅白饅頭配りもなま物ゆえに、すばやく事をなす必要があるのだが、中にはお留守で電話をしたら、「体調が悪いのでご辞退します」という方もあり、え~、このお饅頭、どうすればいいの、と思いつつ、困り果てて、翌日私が食べちゃったよ。

そして饅頭の入っていた袋に何も書いていない封筒があったので、これは市からのお手紙かとばかり思い、捨てる前に中を見ると、千円札が入っていて、慌てて固辞されたお一人暮らしの男性の家にダッシュ、ピンポンして持っていくと、やはり「辞退します、辞退します」と言われるばかりで、困ってしまって「これは決して邪魔になるものではないから」と無理やり手の中に押し付けて帰ってきたこともあったっけ。

またあるときは、朝ものすごく早い時間に、我が家のピンポンがなり、出て行くと、体調の悪かったその方が、回復されたか、ピンとしたお姿で立っていて、何ヶ月も前に回覧した寄付金を持って来られたこともあったっけ。

その寄付金は自由募金だったので、回覧板に「募金される予定の方だけはここにお名前を書いてください」という紙を挟んでおいたのだが、その方のお名前はなかったので、変だなあと思って聞くと、「確かに書いた、絶対書いた」ということで、お金を預かって、後で再度回覧板を見てみると、紙を挟んだファイルのビニールの上からかすかなマジックで、弱弱しい字でお名前が!
確かに書いてあった!、でも何故こんなところに!

いろいろあったけど、会議はすべて夫に行ってもらったので楽だった。しかし、こんな面倒くさいことを子供の世代がするとは思えないけどねえ。