赤い靴
2011-07-10 | 日記
『赤い靴』という60年ほど前に作られた映画を、デジタルリマスター編で見ました。
淀川長治さんが主人公役の女優のモイラ・シアラのことを昔ラジオで「きれいなきれいな女優さん」と言っていたので、いつか見たかったのです。
モイラ・シアラは、ちょっと変わった顔でした。
言うなれば「おばちゃん嬢ちゃん顔」です。
幼女なのか、若い女性なのか、おばさんなのか、よくわからない雰囲気のねっとりとした美女でした。
スタイルも抜群です。本物のバレリーナさんだけあって、駅に立っていても、街に立っていても、他のどんなきれいな女優さんともと一線を画しています。
腰周りの細さと筋肉のつき方が際立っています。姿勢が全然他の女優さんと違います。オードリー・ヘップバーンを初めて見たときにも「姿勢のいい人だなあ」と思ったのですが、彼女は細さが目立っていましたが、モイラはもっともっとしなやかで女性的な感じです。
バレエシーンが豊富で、見ていてとても楽しかったです。
アンデルセンの『赤い靴』の筋と、映画の中のプリマドンナの筋がダブらせてありますが、やはり、時代的に女性が置かれていた当時の在り方を反映していると思いました。
才能のある女性と、才能のある男性が、たまたま同じ職場で、それぞれの才能を発揮しながら働いて恋の花をさかせることは今なら全然問題ないと思いますが、当時は女性がそれをすると身を滅ぼす、と考えられていたことがわかりました。
童話の「赤い靴」の主人公が、最後は靴をはいていた足を切ってしまわなければならなかったように、映画の主人公も悲劇的な最後を遂げます。
こんなん、アリかなぁ・・・
周防監督とその妻のように、二人で結託して、もっともっと売り込めばいいのに・・・
1940年代から50年代ぐらい英国って、女性にとって生きにくい時代だったんだなあ・・・
昭和初年代の林芙美子の方が自由闊達です。
男性版「赤い靴」も作ってほしいと思いました。
淀川長治さんが主人公役の女優のモイラ・シアラのことを昔ラジオで「きれいなきれいな女優さん」と言っていたので、いつか見たかったのです。
モイラ・シアラは、ちょっと変わった顔でした。
言うなれば「おばちゃん嬢ちゃん顔」です。
幼女なのか、若い女性なのか、おばさんなのか、よくわからない雰囲気のねっとりとした美女でした。
スタイルも抜群です。本物のバレリーナさんだけあって、駅に立っていても、街に立っていても、他のどんなきれいな女優さんともと一線を画しています。
腰周りの細さと筋肉のつき方が際立っています。姿勢が全然他の女優さんと違います。オードリー・ヘップバーンを初めて見たときにも「姿勢のいい人だなあ」と思ったのですが、彼女は細さが目立っていましたが、モイラはもっともっとしなやかで女性的な感じです。
バレエシーンが豊富で、見ていてとても楽しかったです。
アンデルセンの『赤い靴』の筋と、映画の中のプリマドンナの筋がダブらせてありますが、やはり、時代的に女性が置かれていた当時の在り方を反映していると思いました。
才能のある女性と、才能のある男性が、たまたま同じ職場で、それぞれの才能を発揮しながら働いて恋の花をさかせることは今なら全然問題ないと思いますが、当時は女性がそれをすると身を滅ぼす、と考えられていたことがわかりました。
童話の「赤い靴」の主人公が、最後は靴をはいていた足を切ってしまわなければならなかったように、映画の主人公も悲劇的な最後を遂げます。
こんなん、アリかなぁ・・・
周防監督とその妻のように、二人で結託して、もっともっと売り込めばいいのに・・・
1940年代から50年代ぐらい英国って、女性にとって生きにくい時代だったんだなあ・・・
昭和初年代の林芙美子の方が自由闊達です。
男性版「赤い靴」も作ってほしいと思いました。