ことば咀嚼日記

日々読んだ活字を自分の頭でムシャクシャ、時にはゴックン、時には、サクサク咀嚼する日記

暗中模索

2013-06-03 | 日記
アラビア語第一回講座に参加した。28個のアラビア文字から、「こんにちは」「こんにちは」まで。
文字が難しい!のなんのって。
アリフという縦棒一本の最初の文字と、最後から二番目の「ウァウ!」というおたまじゃくしをひっくり返したような字をマスターしただけ・・・
しかもアリフという字の縦棒一本の文字すら語中と語尾で使う場合は、釘を途中でぐいと曲げたように変形し、「エッ!これが同じ文字?」と驚くような変身振りである。
またこの文字変身は、28個の文字のうち、数個を除いて、だいたいみんな変身するというから驚きである。
つまり独立形(原形)の形のほかに語中に書く場合と、語尾に書く場合と形まで覚えなければならないとすると、ひらがなより多くなるではないか。
先生は「ひらがなより数が少なくて楽、楽」とか言って、次から次へ書くのだが、何がなんだかわからないままに、時間が過ぎ、見よう見まねで文字を書いたり発音したり。
最後に、先生が、アル=ハムドゥ・リッラー(神に感謝、ありがとう)と天を見上げて授業は終わった。

まだまだ暗中模索である。授業後、先生に「アラブの子たちは小学校でどのくらいかけて文字を覚えますか」と聞いたら「半年」とのこと。文法は「一生」とのこと。

1日で二個、変形バージョンも含めて6文字覚えれば、上出来上出来と、自分のアラビア語筆記帳に、とりあえず、ならったばかりのアラビア語で名前を書いてみた。先生に見せたら、一文字、ちょっと違うねと直された。
右から左に横書きで書くのはなかなか新鮮である。調子にのって右から左へひらながで読み方を書いてみたら、ひらがなが鏡文字になってしまった。