三津田富佐子 『50歳からの楽しい楽しい「一人時間」』三笠書房
三津田さんは50歳で国家公務員だったご主人と死別、経済的な必要に迫られ50歳にしてはじめてOLデビュー、以後65歳まで勤め上げ、88歳でエッセイストとしてデビュー、「50歳からの満足生活」を出版、この本は90歳で出したものである。1912年生まれというから現在は97歳。
びっくり要約
自分のやりたいことを実行にうつす際に、一番の障害となるのは、他人の意見でもなく、ましてや世間でもなく、「自分の怠け心」であることを喝破した痛烈な文章が続く。夜寝る前に読み出したら止まらなくなって、結局最後まで読んでしまった。
たとえば「今日は渋谷の蕎麦を食べたい」と思ったとする。でもこれから1時間もかけて用意して渋谷に出るのは億劫だ、という怠け心が、自分のやりたいと思ったことを阻害する。また、習い事の予習復習は楽しいものだが、ときには怠け心がおきてサボっちゃえ、ということになる。しかしそこでサボると、楽しみも半減する。自分のやりたいことは何かをじっくり考え、それがわかったなら、真面目に取り組む。それでこそ人生の醍醐味がわかるのです!と励まされた。
自分のやりたいことと、人が自分に対して要求してくることとの間で揺れ動いて、自分がわからなくなる場合に対しても、著者は「人は他人のことなど、それほど関心がないものです」とバッサリ。だから自分が本当にやりたいことをやればいいのです、と。
自分が何をしたいのかわからなくなった場合に読むと最適な本だ。またこういう精神生活をしていると、著者自らが言うように「原始人」のように体も健康にすごせるのでしょう。
三津田さんは50歳で国家公務員だったご主人と死別、経済的な必要に迫られ50歳にしてはじめてOLデビュー、以後65歳まで勤め上げ、88歳でエッセイストとしてデビュー、「50歳からの満足生活」を出版、この本は90歳で出したものである。1912年生まれというから現在は97歳。
びっくり要約
自分のやりたいことを実行にうつす際に、一番の障害となるのは、他人の意見でもなく、ましてや世間でもなく、「自分の怠け心」であることを喝破した痛烈な文章が続く。夜寝る前に読み出したら止まらなくなって、結局最後まで読んでしまった。
たとえば「今日は渋谷の蕎麦を食べたい」と思ったとする。でもこれから1時間もかけて用意して渋谷に出るのは億劫だ、という怠け心が、自分のやりたいと思ったことを阻害する。また、習い事の予習復習は楽しいものだが、ときには怠け心がおきてサボっちゃえ、ということになる。しかしそこでサボると、楽しみも半減する。自分のやりたいことは何かをじっくり考え、それがわかったなら、真面目に取り組む。それでこそ人生の醍醐味がわかるのです!と励まされた。
自分のやりたいことと、人が自分に対して要求してくることとの間で揺れ動いて、自分がわからなくなる場合に対しても、著者は「人は他人のことなど、それほど関心がないものです」とバッサリ。だから自分が本当にやりたいことをやればいいのです、と。
自分が何をしたいのかわからなくなった場合に読むと最適な本だ。またこういう精神生活をしていると、著者自らが言うように「原始人」のように体も健康にすごせるのでしょう。