ことば咀嚼日記

日々読んだ活字を自分の頭でムシャクシャ、時にはゴックン、時には、サクサク咀嚼する日記

眉掃きを俤にして紅粉の花

2011-10-27 | 日記
友人と伊賀上野に行く。

知らぬ間によく歩いた1日。万歩計は15858歩をカウント。

最初に行った芭蕉の生家で、三館共通チケットを購入。
 
   故郷や臍の緒に泣く年の暮れ 

二館目に入るとき、早、共通チケットをどこかに落としてきたことに気づく。
二館目の蓑虫庵で事情を話すと、「それならいいですよ」との優しいお返事。
三館目の記念館にも連絡を取って、チケットがなくても入れるようにしてくださる。

途中でフラッと入ったお茶屋さんで、抹茶アイスを食べながら、お店の人と四方山話。

三重県の人はいい人が多いなあとしみじみする。


  眉掃きを俤にして紅粉の花(べにのはな)


芭蕉のこの句碑の前で記念撮影。この句の意味が今までよくわからなかったけれど、何回もつぶやいているうちに、あるイメージがパッと目に浮かんで、帰る途中ずっとその絵が頭にあった。

よき日、よき1日。