ことば咀嚼日記

日々読んだ活字を自分の頭でムシャクシャ、時にはゴックン、時には、サクサク咀嚼する日記

酒蔵めぐり

2011-02-27 | 日記
白梅に 小さき蜂が 捉えられ

古柿や ひび割れの幹 晒し居る

柿の実の ヘタつけたまま 春迎え

酒蔵の 古き匂いに 立ち止まる

新酒もて 中庭集まる 客人ら

甘口の 酒はなかりき この蔵に

甑(こしき)てふ 字の意味今 解明す


今日は、隣町の酒蔵開放日でした。小さなコップで試飲させてくれました。運転のため、飲めない夫に代わって、一杯飲んだだけで頭がくらくらしてきました。夫に感想を聞かれたので「エタノールの匂い」と無粋な返事をして嫌がられました。
お酒はちょっと・・・・苦手です。
坂口安吾の小説に『木枯らしの酒蔵から』というのがありますが、今日は「水ぬるむ酒蔵から」と言っていいほど、春の穏やかな
日差しでした。帰りに城跡に立ち寄って、酔いを冷ましました。
因みに「甑」とは、米を蒸す大型蒸篭のことです。