ことば咀嚼日記

日々読んだ活字を自分の頭でムシャクシャ、時にはゴックン、時には、サクサク咀嚼する日記

宇宙人との恋

2010-04-07 | 日記
宇宙に出張する妻を見送るニュースを見ていた母が、「なかなか男前の旦那さんだ」と言うので、仕事の手を休めてテレビを見ると、たしかにかなりのイケメンの旦那さんがお子さんと一緒に妻を見送っていた。
髪のウェーブも美しく、どこかで見たサーファーみたいな感じの人・・・
今風のイケメンだけど、千秋・万起男のマキオちゃんの方が、インパクトはあったかな。
マキオは、「去年、4回しか妻に会えなかった、でもこれから20年、声も聞けないし顔も見られないところへ行くけど待っててね、マキオちゃん、といわれれば僕は絶対待ったと思うね。待っちゃいます」と公式の場所で述べておられる。(文藝春秋Special2010年度版 P.14)
チアキがあんなに何回もずっと宇宙に行くのは、宇宙人の恋人でもいるのでは、と一時騒がれたが、きっとココロとココロのつながりがあるから、離れていても大丈夫なのだろう。

今、家に来ている母と、死んだ父とは、晩年喧嘩ばかりしていた。子供が巣立って、夫婦で向かい合うようになってからのことで、昔は喧嘩をする暇がなかったのか、まあ仲の良い夫婦だったと思っていたが、晩年は、母は父を「女の腐ったような人」とけなし、父は母を「男みたいなやつ」と言っていた。
母は、食事が終わっても、父と同じ部屋にはなかなか引き上げず、12時ぐらいまで、若者番組を孫と一緒にゲラゲラ笑いながら見ていた。その理由は、早く引き上げると、父のうじうじした繰言を聞かされるのが嫌だったからだそうだ。

「女の腐ったような人」と「男みたいなやつ」だったら、これは相性いいんじゃないの?男だからこうあるべきとか、女だからこうあるべきとか考えすぎるから、難しくなるのよ。今はオカマとか、性転換した夫婦とか、いろいろあって、相性のいい人同士が一緒に暮らしてもいい時代なんだから、そんなことにこだわらず、仲良くしてよ!と私はよく両親に話していたが、やっぱりお互いに「夫婦はこうあるべきもの」という概念から自由になれなかったみたいだ。

一年に4回ぐらい会うのもいいなあ・・・