涙と笑いのHIV奮闘記

自分とは無関係と思っていた病気と思いがけなく向かい合い、闘病を続けるオヤジの日記。
仕事に趣味に彼氏との生活に奮闘中。

国立文楽劇場:夜の部

2008年01月20日 | お薦め



昼の部が終わるころから雨が降り出したようです。



夜の部は、
1.「七福神宝の入舩」
2.「祇園祭礼信仰記」から「金閣寺の段」
3.「傾城恋飛脚」から「新口村の段」



「傾城恋飛脚」は、近松門左衛門の「冥途の飛脚」(1711年)の改作です。
冥途の飛脚は1713年紀海音が「傾城三度笠」に、
菅専助、若竹笛躬の合作で1773年に「傾城恋飛脚」に改作されて
大坂曽根崎新地の芝居で初演されています。
その後も大坂角座の歌舞伎で「恋飛脚大和往来」などになっています。



大坂から逃げた梅川と忠兵衛は、藤井寺、富田林を過ぎ、竹内峠を越えて、
岩屋(二上山の南側)を通って奈良にやってきます。



奈良では奈良の旅籠屋や桜井市の三輪の茶屋で過ごしたとか。
そしてお金が無くなり、実の親の居る橿原市の「新の口」にやってきます。
今でも近鉄橿原線には急行の停まらない「新の口」駅があります。



奈良県の人なら誰でも知っています。
運転免許センターがありますから。



芝居を見終わった後、オペラグラス、携帯、デジカメを確認したんですが、
またもやデジカメが・・・



座席の下にも、リュックの中にも、コートの中にも無い!
もしかしてと、受付に行くと、落し物として届いていました。
なんでも善哉を食べたところに置いてあったとか。



最後にこれがあったか~。


今奈良市内にも雪が降り始めました。
雪の中を逃げて行く梅川忠兵衛を悲しく思います。



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