今日は相方と奈良国立博物館へ。
残念ながら東大寺ミュージアムでの特別展「奈良時代の東大寺」が先週終了し、
法華堂に安置されていた「不空羂索観音立像」、そしてその「宝冠」、そして法華堂の天蓋を、
そこで観ることができなくなりました。
で、奈良国立博物館へ。
新館では特別陳列「おん祭と春日信仰の美術」が行われています。
毎年この時期に行われているのですが、
今年は江戸時代におん祭を描いた絵画が特集されています。
新館は正倉院展が行われるところです。
西側から見たところ。
正倉院展の時には、ずらっとここを超えて列が伸びます。
向こうには、来週土曜日に山焼きが行われる若草山が見えています。
玄関へ向かう通路に笹の飾り。
七夕の飾りではなく、おん祭に使われる笹飾りでs。
博物館1階にはおん祭に使われる刀や風流傘が展示されています。
地下道を通ってなら仏像館に行くこともできるのですが、
せっかくだから一旦出てから仏像館へ。
若草山、よく燃えそうな感じですね。
こちらがなら仏像館。
そうそう、出展物が変わるわけではないのですが、時々出展物が変わります。
昨年訪れたときと変わって出展されていたのは、
第一室「大和の仏たち」:馬頭観音菩薩立像(重文)、十一面観音菩薩立像(重文)、観音菩薩立像(重文)
第二室「肖像」:役行者倚像
第四室「中国朝鮮半島の混合仏」:銅造菩薩坐像、阿弥陀如来坐像
第八室「上代の金銅仏」:菩薩立像
第十一室「神仏習合」:八幡三神坐像(国宝)
第十三室「仮面」:獅子頭(重文)、王舞面(重文)、能面
しかし、自分がいいな~って思うのは、第一室で展示されている室生寺の十二神将立像の「未神」。
あの土門拳氏が「はてなくん」と呼んで愛した像です。
なんとなくとぼけた感じの雰囲気がいいです。
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