寒い一日でした。
「ひとりうどんすき」なんか作って体を暖めて、
NHKをだらだら観ていたのですが、
22時からの「プロフェッショナル 仕事の流儀」で坂東玉三郎が流れていました。
坂東玉三郎、今は立女方として、
歌右衛門亡き後、歌右衛門の演じてきた大きな役
例えば「静御前」、「阿古屋」、「政岡」、「八ツ橋」などを継承しています。
歌右衛門亡き後大きく花開いた女方は雀右衛門、玉三郎。
それだけ歌右衛門は存在がおおきかったんですね。
玉三郎は俳優の家の出ではないし、
小児麻痺のせいで左利きだし、
女方としては長身だし。(勘三郎と演る時は特に目立ちますね~)
それにもかかわらず、舞台での美しさ、存在感。奇跡の役者です。
この番組では、それだけのハンディキャップを乗り越えて奇跡を生み出した玉三郎のプロ意識が紹介されます。
「どんな状態でもこれだけのものをお客様に提供できるということの
ある市の線をきちっと保てるということじゃないかと思います。」
そうですね。この言葉を肝に銘じて毎日仕事してゆこうと思いました。
そうだ、来月松竹座で
玉三郎&海老蔵(エビタマコンビ)で「連獅子」、
玉三郎&菊之助で「京鹿子娘二人道成寺」
の、特別公演があります。行きたいけど、一等席17000円・・・
ずいぶんハンディキャップを抱えていますけど、やはりあの美しさはちょっとすごいですよね。
そうはいっても、歌右衛門の妖気にはまだ到達していないように思います。
芸の道はどこまでも高いですよね。
娘二人道成寺、また見たい。
どうせなら人形振りの日高川もやってくれたら良いのにね。
歌右衛門にいじめられても、
結局彼の後を継ぐのは玉三郎っていうのが
面白いところかと。
福助、魁春も随分よくなってきましたが、
やっぱり玉三郎がリードしていますよね。
確かこのコンビの二人道成寺は歌舞伎座で以前やりましたよね。探せばどこかに録画があったような。
最近筋書きを買わないので、いつかはっきりは覚えていませんが。
二人道成寺と連獅子であの値段ではちょっと…
うぱっぴさんのブログ経由で訪問させていただきました。玉三郎さんの舞台はかなり拝見したことがあり、楽屋に通していただいたこともあるのですが、私がすごいとおもったのは、舞台から下がってきたばかりの玉三郎さんはとても大きくみえるんです。
それが、化粧をおとすととたんに小さくなってしまう。
その変化を目の前でまざまざとみせられて、「ああ、この人はほんとにプロフェッショナルなんだな」とおもいました。
初めまして。
歌舞伎の記事にはうぱっぴさん、M.Iさんくらいしかコメントがないので、びっくりしました。
玉三郎さんのマジックなのでしょうか、
あるいは芸の魔術なのでしょうか、
奇跡の俳優だと思います。