朝からこの話題でもちきり。
四月に発覚した、コムスンの不正。
不正を正す方向ではなく、隠す方向、処分逃れの方向に会社は動き、
「コムスン処分逃れ、都の警告再三無視」
これが厚生労働省をおこらせたのでしょう。
「コムスン指定認めず、新規・更新5年間」
厚生労働省は6日、グッドウィル・グループ(GWG)の訪問介護大手
「コムスン」(東京都港区)の全国の事業所の新規指定と更新を、
2011年12月まで行わないよう都道府県に通知した。
その処分を逃れようとしてこんな姑息な手を打ってきました。
訪問介護大手「コムスン」(東京都港区)が、
厚生労働省から介護事業所の新規指定などが認められなくなった問題で、
親会社のグッドウィル・グループ(GWG)は6日、コムスンの全事業を
同グループ連結子会社の施設介護会社、日本シルバーサービス(東京都目黒区)に
譲渡する方針を決めたと発表した。
笑っちゃうな。そして・・・
厚労省老健局の古都(ふるいち)賢一・振興課長は
「ホームページを見て初めて知った。役員が交代するなどすれば、
5年を待たずに指定申請することはできる」との考えを示した。
ただ、「利用者サービスを守るためなのか処分逃れのためなのか不明で、
事情をよく聞く必要がある。改めて指定申請しても、親会社は同じなので、
審査は当然、厳しくなる」と話している。
ただの処分逃れでしょう。利用者サービスを守るためなら、
こんな不正なんてするはずありませんもん。
そもそも、この報酬って、我々の納めている介護保険や税金で払われているわけです。
関係ないかもしれないけれど、
GWGのトップの人間はジュリアナ・東京を始めた人。
「介護」に興味があるのではなくって、お金に興味のある人です。
やじのマンションの前にも、毎日ミドリの「コムスン」のワンボックスカーが止まって、
おじいさんを載せて走り去ってゆきます。
このおじいさん、これからどうするのでしょうか。心配です。
追加:
そうは問屋がおろさなかったようです。
グッドウィル・グループ(GWG)の訪問介護大手「コムスン」(東京都港区)が、同グループの系列会社「日本シルバーサービス(NSS)」に全事業を譲渡する問題で、厚生労働省は7日、コムスンに対し、NSSへの事業譲渡を凍結するよう行政指導した。系列会社へ事業主体を移すことが、事実上の「処分逃れ」になるとの批判が高まったことを受け、「利用者や国民の納得が得られない」と、急きょ指導に踏み切った形だ。
同日夜、同省老健局の阿曽沼慎司局長らが緊急記者会見して発表した。同省は同日午後6時30分、東京・霞が関の省内にコムスンの樋口公一社長を呼び、指導内容を伝えた。同省の指導に対し、樋口社長は「承りました」と答えたという。
阿曽沼局長は、樋口社長に対し、GWGが6日夜にホームページ上で発表した「7月末までに事業譲渡する」との決定を凍結するよう指導。最も早い事業所の更新時期となる来年3月末までは、コムスン自体が現在の利用者に対するサービスを責任を持って確保するよう求めた。
その上で、今年7月末までに、来年4月以降の受け皿づくりに関する事業移行計画を作成し、同省に提出することを改めて指示した。
同省は、GWGが打ち出した事業譲渡について、法律的には問題はないとしており、コムスンから譲渡を受けたグループ会社から改めて介護サービス事業所の指定申請が出た場合は、要件を満たしていれば認めざるを得ない。
しかし、阿曽沼局長は「コムスンには社会的、倫理的責任があり、単なる法律論では割り切れない問題だ。まず譲渡ありきでなく、混乱を避け、利用者サービスの円滑な移行に努めるべきだ」と述べた。
さらに来年4月以降の事業運営について、「同一資本グループの中での譲渡は好ましくない。本当に中身も経営陣も変わらないと、全体の風土が変わらないと皆思うだろう。そういう事態にならないようにしたい」とし、グループ会社への事業譲渡は極力避けたい意向を示した。
現在の制度では、事業所単位での行政処分はできるが、経営母体の会社に対する監査や処分の権限はない。コムスンのように全国展開している事業者に対しても、直接行政の権限が及ぶよう法改正することも検討するという。
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