涙と笑いのHIV奮闘記

自分とは無関係と思っていた病気と思いがけなく向かい合い、闘病を続けるオヤジの日記。
仕事に趣味に彼氏との生活に奮闘中。

行く末:心配と期待

2007年12月12日 | Weblog

少し前のニュースですが、ずっと気になっていたニュース。

学習到達度調査:「技術立国」に暗雲 授業で実験・観察少なく、学ぶ楽しさ見いだせず

 経済協力開発機構(OECD)が4日公表した国際学力テスト「学習到達度調査」(PISA)で、日本の高校生は他国に比べて理科学習への関心・意欲が著しく低いことが分かった。日本の授業では実験・観察、発表の機会や討論が少ないことも判明し、生徒が積極的に参加する授業になっていない実態が一因であることをうかがわせた。数学的活用力も低下傾向で、科学技術立国を目指す日本には深刻な「理数離れ」が改めて浮き彫りになった格好だ。また、前回03年調査で課題に挙げられた読解力は依然としてOECD平均レベルにとどまり、答えを全く書かず、白紙のままにする「無解答率」も高率を示して改善の傾向は見えなかった。【高山純二】

 「あなたは30歳くらいになったら、どんな職業に就いていると思いますか」。希望の職業を記述する設問では、科学関連の職業を挙げた日本の高校生はわずか8%にとどまった。一方、OECD加盟国(30カ国)の平均は25%で科学的活用力の成績がトップだったフィンランドは18%、2位の香港は21%、3位のカナダは37%だった。科学関連の職業に魅力を感じている日本の高校生が、いかに少ないかを示している。

AIDS学会で熊本大学医学薬学研究部血液内科学分野教授満屋裕明氏の講演を拝聴いたしました。
抗HIV薬開発に挑戦している偉大な研究者です。
当時、はHIVに感染すると治療方が無く発症すれば必ず死に至る、そんな病気でした。
初めて観たHIVを扱った映画「フィラデルフィア」ではトム・ハンクス演じるベケットは、
HIV感染が上司にバレ、解雇されてしまう。
そして最後には亡くなってしまう。
その映画のイメージが強くって、なかなか検査に行けず、発症してしまったやじです。HIVH

満屋教授は、そんなHIVに対して世界で初めてAZT(レトロビル)を発見。
そして立て続けにddI(ヴァイデックス)、ddC(ハイビット)を発見されたのです。

そして、現在、薬剤耐性が問題になっていますが、
それに対してアメリカとの共同研究で「ダルナビル」を開発。

彼の研究室では当初「HIV感染者よ、死ぬな!時間を稼げ!もっといい薬が次々に出る!」
それを合言葉に研究を進めたそうです。
実際、次々に薬が開発されてきました。
そして、
「The only thing necessary for the triumph of evil is for good men to do nothing.」
確かにその通りだ、と、今さらながら感動させられました。

今の若者たちにも、是非頑張っていただきたいと、切に思っています。



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2 コメント

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 (diaspora)
2007-12-14 00:46:26
日本はまだまだ技術のレベルが高いのですが、それが金儲けに繋がらないのはいま最大の問題ではないでしょうか。研究開発側から製品生産側への技術移転を促進するマネジメントが求められてます。実は僕は独立してこの方面のコンサルの仕事をひそかに狙ってます。
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実現するために (やじ)
2007-12-14 11:39:43
>diasporaさん
なんだかすごい目標ですね。
くれぐれも体調に気をつけてください。

あ、クリスマスツリーきれいですね。
うちはツリーは飾りません、っていうか持ってませんし。
ま、仏教徒のやじにクリスマスツリーは要りませんね。ただ、世間はクリスマスムードなので、相方に何をプレゼントするか思案中。
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