涙と笑いのHIV奮闘記

自分とは無関係と思っていた病気と思いがけなく向かい合い、闘病を続けるオヤジの日記。
仕事に趣味に彼氏との生活に奮闘中。

恋空:涙とまらない

2007年11月22日 | お薦め


今日観てきた映画は「恋空」。
新垣結衣主演の映画です。


携帯小説として売れたものを映画化したものです。
映画化したものの方が勿論感動的でした。


あんなに仲の良かったヒロと美嘉がどうして急に疎遠になったのは?
二人で、生まれてくる子どもを楽しみにしていたのに。
二人で子どものお墓を作ってお参りしたのに。


翌年の娘の命日に偶然お墓で出合ったときヒロは毛糸の帽子をかぶっていた。
その時はヒロはおどけて「マイブーム」と言っていたけど。


でも、ヒロ、癌だったんだね。
きっと抗がん剤で毛がぬけたんだろうね。


やじも、放射線で毛がぬけたとき、同じように毛糸の帽子をかぶっていた。
恥ずかしいというより、頭が寒かったからやねんけど。


二人が思い出の河原で二人だけで結婚式を挙げた後、
ヒロが「生きたい」って叫ぶところはよく分かって涙が出た。


自分が脳腫瘍と言われたとき、
しかも、たくさん腫瘍ができているといわれたとき、
三年後まで生きている確率はかなり低いと言われたとき、
親の手前もあり、動揺していないように歯を食いしばったけど、
夜独りで病室で泣いて何日も過ごしたことも思い出した。
俺なにか悪い事した?なんで俺?やりたいこといっぱいあるのに。


彼はどうなるんかな?


何通も何通も遺書を書いた。
貯金はどこの銀行にいくらあったかな。
生命保険は?


親に、姉に、妹に遺せるものはなんだろう。
そして彼に遺す事はできるんだろうか、なんて。


そんな心細いやじに小まめに会いにきてくれたのが相方です。
わざわざ車で病院までやってきて、面会時間が終わるまでずっと居てくれました。
そんなことを忘れて、つい腹を立ててしまう自分を反省です。



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8 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
ファンになりました (Ena)
2007-11-23 10:02:02
僕は今日の日記、ひとつ前の日記、そして、前々の日記のコメレス:
>むしろ相方のほうがすごいですよ。(爆)

を読みましたら、お二人のファンになることを決め、いえ、もうなりましたよ。
周りによいお手本があると、僕も頑張れます。
(かなり「苦恋中」のEnaでした。)
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つなです。 (おはようございます!)
2007-11-23 10:19:59
やじさん、多分それだと思います!大小様々な物があって、お薦めは羊タイプのです!

相方さんの気遣い、読んでて、とてもホンワカしました。優しさがプラスされたから、きっと早く良くなりますよ(^^)

やじさんの住んでいるとこは(奈良かな?)、お天気どうですか?

私が住んでいる埼玉は、絶好の行楽日和です。

では良い休日を。

相方さんとデートかな?
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Unknown (shzizi)
2007-11-23 13:30:36
愛する人が大病で手術入院される時の心細さと辛い気持、僕もよくわかります。
やじさんもうちの彼も脳腫瘍を乗り越えた仲なので、これからもお体を大事にして、ずっと元気でいてほしいのです。(といいながら、彼は毎晩のように午前様帰り、朝は6時起きです。仕事のことには口を出したくないが、体は心配です。)

足の傷口が少しよくなりましたか。
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うちもそうでした。 (じん)
2007-11-24 00:07:15
相方が入院してたころは、毎週通いました。
ボクが励ましてくれたから乗り切れたと言いますが、何も特別なことはしてないんですけれどねー。
この前参加したピアサポートでも、辛かったときに励ましてくれたおかげでここまで来られたと、ある方に感謝の言葉を語っていました。
困難に直面したとき、人の励ましの言葉って大事だなぁと思いました。
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ありがとうございます。 (やじ)
2007-11-24 16:13:09
>Enaさん
僕たち二人の間にもいろいろな障害がありますが、
二人でそんな障害を乗り越えてゆこうと思っています。いや、絶対に乗り越えます。
Enaさんもヤル気だしてください。
応援します。
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デートでした。 (やじ)
2007-11-24 16:17:56
>つなさん
昨日は二人とも休日で奈良デートをしていました。
北海道や東北、新潟は大雪だったそうですが、
奈良も雪は降らないものの寒い日が続いています。
ただ、天気は抜群にいいです。
夜二人で手をつないで帰る途中、
猿沢池のほとりから月をながめました。
入院中にやじの病室で二人してそんな事したな~って
思い出しました。
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元気でいたい、元気でいるよ (やじ)
2007-11-24 16:22:00
>shziziさん
この間の受診のときの主治医の言われた事を思い出し、よくもここまで良くなったものだと非常に感慨深いものがあります。
本当なら今頃はこの世にいないんですね。
せっかくもらった命だもの、大事にしなくっちゃ。
収入は減ったものの、仕事を減らして、彼との時間を大事にしたいと思っています。
今日部屋の鍵のスペアキーを作ってきました。
広島から帰ってきたら、彼が部屋で待っていてくれるように…
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Unknown (やじ)
2007-11-24 16:24:33
>じんさん
励まされた、というより、翌日仕事があるのにわざわざ来てくれる。そして一緒に居てくれる。それだけで十分精神的に安定しました。
一人で死ぬのかな~、って不安だったのです。
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