【 退職勧告 】
いよいよ今週の水曜日に退職します。
『会社の経営難による規模の縮小に伴う工場閉鎖のための人員整理』・・・・・。
つまりこれは、『整理解雇』=『会社都合による退職』に当たります。
わたしの属している会社自体は母体の会社の下請けで有限会社なのですが、
今回は母体会社の工場閉鎖でわたしの会社は解散する事になったので、
退職金が通常の任意退職より多めに頂けるのと、
少額ながらも母体の会社から補償金が出るのとで、
すぐに仕事が見つからなくてもあと半年くらいはアクテムラが打てるかな。
しかし、母体の会社の人たちは(もちろん勤続年数にも寄りますが)
今回退職した場合、
早期退職金として「1~2千万円」貰えるらしいので羨ましい限りです。
同じ様に働いていたのに、いざという時の保障にコレだけ差が出てしまうと
なかなか哀しいものがあります。
さてさて、わたしは今回の退職勧告を受けたのがほぼ1ヶ月前です。
人員整理の第一陣。
まさしく1ヶ月前予告。
わたしの従事している製品の作業量から言って、2ヶ月先だろうと思っていたので
晴天の霹靂でした。
わたしの作業は工場の中でも特殊な製品の特殊な作業であり、
現在この作業が出来るのはわたしともう一人いるけど、
もう一人は出向元の会社に戻っていたので、
「実質的にその作業はわたしにしか出来ない」と踏んでいたからなんですけど、
事もあろうか、わたしが退職した後に終わらなかった生産分は、
なんと
1度もその作業の教育を受けていない人達にやらせると言うのです
作業マニュアルも無く、製品の規格を示している仕様書も
肝心な数値が間違っていたり、等符号の向きが反対だったりといい加減なのに、
一体彼らは何を見て作業をする気なのでしょうかね~。
同じ会社の人が読んだらよ~くわかるこのいい加減なシステム。
さらに言うなら、
「君はこの製品、1ロット(←単位です)どのくらいで出来るんだい?」
と上長に作業時間を聞かれたのは、退職勧告を受けてから数日後の事。
だから潰れるんだよっっっ
と、
またしても思い知らされる出来事でした。
でも、よく考えてみれば、通常の概念からいってわたしの退職勧告が早いのは
至極当たり前の事でもあります。
病気持ちである
通院の為、2週間に1度欠勤を余儀なくされる
体力的に残業が出来ない
具合が悪くなって急に休まれたら困る
交代勤務が出来ない
社長と部長による退職勧告の際に言われたのは上記のうち下の3点でしたが、
それはごもっともな理由でございます。
其れを言われては、「いやだ。
わたしはまだ辞めたくない
」なぞ言えません。
そしてそれからしばらくして、再び出向元の会社に来るようアナウンスが来て、
退職金やら補償金やら離職票やらの説明を受け、
同意を得た印として署名・捺印・住所の記入なぞして、
2月に退職する場合、2月のお給料から住民税が多めに徴収されますよ~
なんて言われて、だんだんと「あ~、失業するんだな~」って
実感が湧いてくるのです。