今思えば、怒涛の10日間、あっという間に退院です。


入院した翌日が手術日だったので、前日に当たる入院日の夕飯(病院食)が
最後に食べるちゃんとした食事。
手術以降は、舌が使えないから、しばらく普通食はお預けです。
入院前に手術後の生活をシミュレーションした私は、
下を向いてかがむのは辛いだろうと思い、セミロングだった髪の毛を
ショートにはしてましたが、最後の食事までは気が回らなかったなぁ~。
もっとかみ締めておけばよかった。
では、この日の流れを・・・
8:00 出発
10:00 血液内科でキャッスルマン病の診察及びアクテムラの点滴を
してもらう。
12:00 入院の手続きをして、病室へ行き、入院グッズなどを片付け、
パジャマに着替え、お昼ご飯(入院食・普通食)を頂く。
~14:30 片付けの続き
この病院では着てきた服やタオル・着替えなどが収納できる
作り付けの収納棚が有り、血液内科の病棟では
服を掛けるハンガーが備え付けてあった
(前回入院した人の置き土産だったらしい)けど、
ここにはなかったので困った。
(なので、今回は私も退院する時に置いて来てあげました
あると便利

)
14:30 麻酔科の研修医による問診
(全身麻酔です)
14:50 手術担当看護士の問診
手術時間は4~5時間を予定しているという事。
15:15 病棟看護士から、術着、エコノミー症候群防止ストッキングを
渡され、手首に名前をサインペンで記名した『識別バンド』を装着、
足の裏にもサインペンでフルネームを記入。
(これ、自分で書くのですが、くすぐったいです。)
入院中、この病院では起床時の体温測定とトイレの回数及び内訳
(大・○回、小○回)を看護士に定期報告します。
血液内科の病棟では専用シートに記入していましたが、
口腔外科病棟には無い為、
自分で用意したメモ用紙に控えなければいけません。
15:50 動脈採血
私は軽い喘息があるため、通常の採血のほかに動脈からも
採血をしました。
これがまた痛い。

採血の後、長くズキズキ痛みました。(激痛では有りませんが)
16:00 生理機能検査室で、肺機能検査
これも、私が喘息だから行いました。
喘息といっても、私の症状はとても軽いのでほとんど気に掛けて
いませんでしたが、
意外や意外、これが結構あちこちで心配の種になっていました。
この検査はマウスピースをくわえて思いっきり空気を吸ったり
吐いたりして肺活量を調べるのですが、
体育会系のノリでこなさなければなりません。
検査技師と私は、さながらコーチと生徒。
担当のOKがもらえないとやりなおしです。
かなりクラクラします。

この時は動脈採血の直後だったので、なおさらです。
17:00 医師による問診・ポラ撮り(ポラロイドカメラで写真を撮ります)
・舌の接写ポラ
・首付近のポラ(正面・右・左)
↑これは、手術をするとリンパ節が腫れるので、
比較する為に撮ります。
17:20 病室看護士の説明
21:00以降 絶食
就寝前 下剤を飲む
00:00以降 絶飲 との事。
17:30 右ほほの内部にある良性腫瘍のレントゲン検査。
18:00 主人到着・ちょっと和む。
18:00 夕飯(最後の普通食)
19:00 麻酔科医による説明
19:30 口腔外科医の主治医による説明
20:55 エコノミー症候群予防の為の皮下注射x2本
右腕と左腕に1本ずつ。
じんわ~り、なが~くプチ痛い。
初日はこんな感じで、特にあわただしい1日でした。

病院食めにゅ~
昼 ご飯・きゅうりの漬物2枚・ポテトxコンビーフ・大根とわかめのお酢の和え物・
グレープフルーツ
夕 おいなりさんx2・太巻きx2・そうめんの味噌汁・大根と里芋の煮物
・野菜の和え物
患者さんのプチ情報だと、この病院の病院食はおいしいそうです。
実際、とってもおいしいです。 (もちろん薄味だけど)
でも今回は舌の手術なので、明日から退院日まで、普通食にはありつけませんでした。残念。
この手術の前に、味覚が戻らなかったらどうしようと嘆いていたら、
主人が焼肉と回転寿司に連れて行ってくれました!
本当に嬉しかったです。ありがとう。
そして、入院初日、主人が帰る前に一緒にカップコーヒーを飲みました。
(私、コーヒー大好きなんです。)主人がショコラチーノで私がカプチーノ。
そんなにたいした手術じゃないというのに、コーヒーを飲みながら、
涙がぐわ~っと溢れてきました。