我が子 【バイト論争勃発・①】

【　バイト論争勃発・①　】


「高校生になったらバイトして生活費入れるからね」

わたしの医療費が家計を圧迫していると日頃よく口にしているせいか、
いつの日からか、こどもがこんな嬉しい言葉を言ってくれるようになりました。


そして、晴れて高校入学。　　


数日前の夕飯の後、リビングでＰＣにかかりっきりだったこどもから、

「友達とｗｗでバイトするから。」と、突然振り向きもせずに告げられました。

「？？？。」

あまりにも突然で、一瞬頭の中が「？」で埋まってしまいました。

「ｗｗ」といえば全国でも有名なチェーン店の居酒屋。
わたしも若い頃はそりゃ～大変お世話になっていましたよ、客として。

でもね、わたしとしては、喫煙が原因（かもしれなくて）舌癌になりかけた為に

昨年は舌を切る手術をして、術後に口の中が血と唾液であふれて

一晩中バキュームをしてもらう為にナースコールを押して

看護師の一人にぞんざいな扱いを受けてとってもイヤな気持ちになって、

そりゃ～痛くて悲しい思いをして、「もう２度と舌なんて切りたくない」

って強く思った経験があるからなおさら、普通の飲食店ならまだしも、

高校生のうちから受動喫煙ガンガンの職場を選んで欲しくないわけですよ。

やっぱり未成年の身近に酒やタバコがあるのはよろしくないです。

好奇心も手伝って、必然的に口にする機会が増えると思います。

わたしが若かった頃を振り返るとこどもに説教云々たれる事は出来ませんが

こうして難病になって初めて『自分の身体』を意識するようになると、

身体の中に取り込むもの、取り込まなくて良いもの、取り込んだらアカンものって

あるよなって思えるようになってきたんですよね。

出来れば、こどものからだが発達途中の今を考えると、居酒屋やＧＳでのバイトは

避けて欲しい。

でも、こどもは聞く耳持たず。

「だって友達と約束しちゃったし、時給高いし、店までのバス代も出してくれるし

　賄いもつくんだよ」

「でもね、一緒にもう一度ちゃんと考えようよ。」

「っるっさいな～。もういいよ。」ドタンバタンドンドンドンと

階段を駆け上って自室に閉じこもる始末。

こうなると暫くはまともにクチも聞けなくなるので、持久戦です。






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