憧れの フィン・ユール
「Ｆｉｎｎ Ｊｕｈｌ」
1912-1989
デンマーク/コペンハーゲン
フィン・ユールの作品が呼び起こす目には見えない特別なものがあります。
彼のデザインに向かう姿勢からか、或は生涯追及し続けた独創性からか、
椅子自体が周りの雰囲気を巻き込んで調和し、風格をも醸し出し始めます。
まるで、美術館で好きな絵を前に何時間でもくつろいぎながら五感を楽しん
でいるかのようです。彼の作品には、とても夢があると感じています。
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フィン・ユールは1912年、デンマークのコペンハーゲンに生まれました。
王立美術大学建築学科でカイ・フィスカーに学び、1934年卒業します。
１９４９年のキャビネットメーカーズギルドの展示会に出品されたフィン・ユ
ールの作品が「チーフテンチェア」です。ニールス・ヴォッダーにより７８脚
のみ製作され、現在はそのほとんどが世界中のデンマーク大使館やミュ
ージアムの所蔵品となっています。
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