冷凍庫に結構な長期間保存してある牛すじ肉がありまして。
おでんを作りたいときに牛すじ肉が手に入らないことがあるので買って置いて冷凍してあるのですが、実は通常の冷凍は半永久保存ではなくて、水分が抜けて劣化していくいわゆる「冷凍焼け」が起こります。
その牛すじ肉の色が少し悪くなり始めているようにも見えたので、おでんを煮込むことにしました。
昨日から解凍してあった牛すじ肉を茹でこぼしてアクを取り、圧力鍋でニンニク・生姜・ネギの青い部分とお酒を加えて牛すじ出汁を取ります。
並行して鰹出汁を取り、1:1でブレンド、干しシイタケの戻し凝るも入れ、塩で味付けし隠し味的に醤油を加えて出汁の準備はOK。
大根やニンジンの根菜と戻した干しシイタケ、練り物、しらたきやこんにゃく、ゆでだこ、厚揚げ、ちくわぶなどを順次加えて大根が軟らかくなったら、ゆで卵と牛すじ肉を沈めて夜までいったん冷まします。
おでんダネは今日は14種類でしょうか。
手前からニンジン、卵、大根、結びしらたき、タコ、椎茸、じゃこ天、つみれ、ちくわぶ、ちくわ、こんにゃく、野菜入り厚揚げ、牛すじ肉、結び昆布。
大根も染み染みなのがわかりますね。
今日のお供はもちろん日本酒ですが、「鳳凰美田 WINECELL SPARKLING純米吟醸」。
この通り、薄濁りなので開ける前に一度さかさまにし、沈殿物をゆっくり拡販します。
グラスに注ぐと・・・。
おぉーシュワシュワです。
微発泡を超えて、普通に弱めの炭酸ですね。
純米吟醸のフルーティな香りが泡に乗ってパチパチはじけて心地よい香り。
アツアツおでんにスパークリング日本酒って初夏に食べる組み合わせとしては良いかも。
卵は茹で時間短くして半熟に仕上げ、出汁の余熱で黄身をしっとりに仕上げるつもりが、固茹ででした(苦笑)。
そしてシメは・・・。
この鰹節の出汁ガラに醤油とみりんで味付けした猫まんまおむすびを・・・。
出汁にイン!
良く崩して頂けば猫まんま出汁雑炊です。
ちなみに、結び昆布も出汁にした昆布を細く切って結んだものです。
牛すじも残さず全部食べますし、我が家のおでんはなかなかSDGsを意識できているかもしれませんw。