昨日5月24日に今年9月に開催される、ラグビーワールドカップ2023フランス大会の日本代表(36名)及び日本代表候補(10名)が発表されました。
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【日本代表】 ※年齢/Cap数は5月24日現在、☆RWC2019日本代表、〇2022年フランス代表戦メンバー
PR
稲垣 啓太 埼玉パナソニックワイルドナイツ(32歳/45Cap)☆〇
グレイグ・ミラー 埼玉パナソニックワイルドナイツ(32歳/9Cap)〇
シオネ・ハラシリ 横浜キヤノンイーグルス(23歳/0Cap)
具 智元 コベルコ神戸スティーラーズ(28歳/21Cap)☆
垣永 慎之介 東京サントリーサンゴリアス(31歳/11Cap)〇
ヴァル アサエリ愛 埼玉パナソニックワイルドナイツ(34歳/21Cap)☆〇
HO
堀江 翔太 埼玉パナソニックワイルドナイツ(37歳/61Cap)☆〇
坂手 淳史 埼玉パナソニックワイルドナイツ(29歳/33Cap)☆〇
堀越 康介 東京サントリーサンゴリアス(27歳/7Cap)
LO
ジェームズ・ムーア 浦安D-RocksU(29歳/13Cap)☆
ヘル ウヴェ クボタスピアーズ船橋・東京ベイ(32歳/12Cap)☆
サウナキ アマナキ コベルコ神戸スティーラーズ(26歳/0Cap)〇
ワーナー・ディアンズ 東芝ブレイブルーパス東京(21歳/7Cap)〇
LO/FL
アマト・ファカタヴァ リコーブラックラムズ東京(28歳/0Cap)
ジャック・コーネルセン 埼玉パナソニックワイルドナイツ(28歳/12Cap)〇
FL
福井 翔大 埼玉パナソニックワイルドナイツ(23歳/0Cap)
姫野 和樹 トヨタヴェルブリッツ(28歳/25Cap)☆
リーチ マイケル 東芝ブレイブルーパス東京(34歳/78Cap)☆〇
No.8
ファウルア・マキシ クボタスピアーズ船橋・東京ベイ(26歳/5Cap)〇
SH
齋藤 直人 東京サントリーサンゴリアス(25歳/11Cap)〇
流 大 東京サントリーサンゴリアス(30歳/30Cap)☆
福田 健太 トヨタヴェルブリッツ(26歳/0Cap)
SO
李 承信 コベルコ神戸スティーラーズ(22歳/6Cap)〇
松田 力也 埼玉パナソニックワイルドナイツ(29歳/29Cap)☆
CTB
ニコラス・マクカラン 東芝ブレイブルーパス東京(26歳/0Cap)
中村 亮土 東京サントリーサンゴリアス(31歳/33Cap)☆
長田 智希 埼玉パナソニックワイルドナイツ(23歳/0Cap)
中野 将伍 東京サントリーサンゴリアス(25歳/6Cap)〇
ディラン・ライリー 埼玉パナソニックワイルドナイツ(26歳/10Cap)〇
WTB
シオサイア・フィフィタ 花園近鉄ライナーズ(24歳/12Cap)〇
木田 晴斗 クボタスピアーズ船橋・東京ベイ(24歳/0Cap)
セミシ・マシレワ 花園近鉄ライナーズ(30歳/2Cap)
ジョネ・ナイカブラ 東芝ブレイブルーパス東京(29歳/0Cap)〇
FB/WTB
松島 幸太郎 東京サントリーサンゴリアス(30歳/47Cap)☆
FB/SO
山中 亮平 コベルコ神戸スティーラーズ(34歳/27Cap)☆〇
小倉 順平 横浜キヤノンイーグルス(30歳/4Cap)
【日本代表候補】
PR
小林 賢太 東京サントリーサンゴリアス(23歳/0Cap)
伊藤 平一郎 静岡ブルーレヴズ(33歳/0Cap)
HO
中村 駿太 東京サントリーサンゴリアス(29歳/0Cap)
FL
ピーター・ラブスカフニ クボタスピアーズ船橋・東京ベイ(34歳/15Cap)☆〇
下川 甲嗣 東京サントリーサンゴリアス(24歳/1Cap)
ベン・ガンター 埼玉パナソニックワイルドナイツ(25歳/5Cap)〇
テビタ・タタフ 東京サントリーサンゴリアス(27歳/15Cap)〇
SH
茂野 海人 トヨタヴェルブリッツ(32歳/16Cap)☆
WTB
高橋 汰地 トヨタヴェルブリッツ(26歳/1Cap)〇
レメキ・ロマノラヴァ NECグリーンロケッツ東葛(34歳/16Cap)☆
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前回大会であるRWC2019日本大会経験者は14人(日本代表候補は3人)、各ポジションに散りばめられており、まずまず順当と思われるメンバー・人数だったかと思います。
昨年のフランス代表戦に選出されたメンバーからは18名(日本代表候補は4人)で、こちらは少ないように思われますが、けがで招集できなかった選手もいましたし、実力をかわかっている選手よりも試したい選手を選んだケースなどもあり、評価が難しいところ。
また、リーグワン2023のプレーオフ進出4チームからは21名(日本代表候補は6人)と多くを占め、終盤まで進出を争った東芝ブレイブルーパス東京からも4人と、やはり好成績チームの中心選手を選んだ印象です。
しかし、昨年のフランス戦もそうでしたが、PRで3人・HOで2人選ばれている埼玉パナソニックワイルドナイツの層の厚さはすごすぎる。
東京サントリーサンゴリアスからSH2名もどうなのって思いますが。
サッカーならJリーグのサブメンバーから日本代表選ばれないですよね・・・。
最近少し影の薄かったコベルコ神戸スティーラーズの具智元はリーグワン11節以降でコンスタントに出場しているので、それまではどうやら怪我での欠場だったようですね。経験もあるので計算できる一人と言うことでしょうか。
リーグワンD2から唯一選ばれたのは浦安D-Rocksの前回大会経験者のLOジェームズ・ムーア。高身長が必要なポジションなので、経験も買っての選出でしょうかね。
今回日本代表候補に入り前回大会経験者のレメキ・ロマノラヴァは、チーム成績は下位に沈んだものの、ボールキャリー、ゲインメーター、ディフェンス突破、オフロードパスなどで高い成績を残しており、個人的には推したい一人です。
一方で、えっこの人が!という落選メンバーが結構いて、今回の選考が激戦だったことを物語っています。
リーグワン2023で初優勝を飾ったクボタスピアーズ船橋・東京ベイで主将も務めた立川理道、今回選出された木田とともに攻撃の両翼を担った根塚洸雅。
連覇は阻まれたものの準優勝となった埼玉パナソニックワイルドナイツでSOとFBで活躍し、15試合に出場、得点ランキングでも7位の山沢拓也。
同じくリーグワンで過去最高位の3位になった横浜キヤノンイーグルスで主将を務め、得点ランキング4位(日本人最高位)のSO田村優、日本でも有数のフィジカルを誇るNo.8アマナキ・レレイ・マフィ。
同じくリーグワン4位ぼ東京サントリーサンゴリアスで18トライを挙げてトライ王に輝いた尾崎晟也。
WTBは引退した福岡がいないのはしょうがないとして、前回経験者が少ないだけに実績を残した根塚や尾崎が外れて、花園近鉄ライナーズの2人が入っているのは同どうなのかなと・・・。
SOも実質松田のサブだった山沢は多少仕方ないとは思いつつ、田村と同時に外れたのは意外でした。FB兼務で前回大会の経験のある山中が入っているのは良いにしても、小倉が入って山沢が外れるのかと思っているファンも多いのではないでしょうか。
そして、SO専任が2人しかいないのも心細いような気がします。
人数の少なさで言うとNo.8もですが、こちらはFLのリーチ・マイケルや姫野が務められ、FLもロック兼務がいますがちょっとバックローが少なく感じますね。
ぶつかり合いが多く消耗が激しいフロントローが×3なのに比べると、バックローが兼務者含めて6名はちょっと不安ですが、日本代表候補に4名もいることを考えると、終盤怪我で外れていたラブスカフニらが上がってくることも考えられます。
ただ、本番は31名の登録になるはず。
少なくとも現在の代表から5名落選するわけですが、6人いるPRから1人~2人、5人いるCTBからも1人、兼務者含めて6名いるLOからも1~2人落選することになると思います。
日本代表候補からの下剋上、さらなる追加招集などのサプライズもあるのか興味は尽きないですね。
まずは7月8日秩父宮でのJAPAN XV vs All Blacks XVがお披露目です。
最初の試合ですし相手が相手なので、ベストメンバーでスタートして試したい選手を交代で投入という使い方かなと個人的には思いますが、そもそも今のベストメンバーって誰?というのもありますので、あと1か月半ほどを楽しみに待ちたいと思います。